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おつまみの定番「酒盗」
「定番のおつまみ」というと、枝豆や冷奴、焼き鳥などが挙がるのではないでしょうか。しかし今回は、なかでもお酒好きさんの間で人気の「酒盗」に焦点をあて、ご紹介!
なんと、酒盗の歴史は300年ほど前にまでさかのぼります。古くからお酒のおつまみとしてはもちろん、ご飯のお供としても親しまれてきました。日本人に古くから愛されている酒盗、徹底解明していきましょう!
読み方は?酒盗とは
「酒盗」とは、ひと言でいうとカツオの内臓で作られた塩辛のことをいいます。本来はカツオで作られていますが、最近ではマグロやタイなど、さまざまな魚で酒盗は製造されているんですよ。
「酒盗」の読み方と由来
読み方は「酒盗(しゅとう)」。酒を盗む……と、かなり挑戦的なネーミングですが、いったいどのような由来があるのでしょうか。諸説ありますが、なかでも有力とされている説をご紹介します。
1. 酒盗をつまみながらお酒を飲むと、盗まれたかのようにお酒がどんどん減っていくことから。
2. 酒盗をおつまみにすると、ほかからお酒を盗んででも飲みたくなるため。
つまり、お酒のお供として最強!ということですね。では、実際にどういう味がするのでしょうか。次で詳しく見ていきましょう。
臭いのはなんで?味わいについて
酒盗は魚を発酵させて作るため、発酵食品ならではの独特のニオイがします。同じ発酵食品である納豆やチーズを思い浮かべると、想像しやすいでしょう。ほどよい塩気があり、お酒もごはんもよく進む進む!そのまま食べるのはもちろん、一旦火を通して食べるのもおすすめですよ。
酒盗の作り方
酒盗は、胃と腸を使用して製造されます。綺麗に洗浄したのち塩にしっかりと漬け込み、酒やみりんなどで調味して完成です。メーカーによって漬け込む時間や調味料などが変わってきますが、基本は同じ。漬け込んでいるうちに、内臓に含まれる消化酵素によって発酵が進むんですね。
酒盗と塩辛の違いは?
塩辛と酒盗は、そこまで大きく差があるわけではありません。本来の製造方法から比較すると、酒盗は内臓のみを使用するのに対し、塩辛は魚の身や卵巣など、内臓以外も使います。塩辛という大きなくくりがあり、そのなかの酒盗と考えると分かりやすいですね。
塩辛よりも酒盗のほうが長期間発酵させているため、独特のコクと深みが生まれます。手間がかかっている分、より上質な味わいを堪能できることから、酒盗のほうが若干お値段が高めであることも違いと言えますね。
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