ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

フランスの肉料理「リエット」

フランスで古くから伝わる伝統料理「リエット」。フレンチのお店で見かけたことがあるという方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そんなリエットについて詳しくご紹介!その特徴をお話しするとともに、似たようなお料理との違いもお教えいたします。食べ方や作り方もまとめていますので、ぜひおうちでも試してみてくださいね♪

リエットとは?

リエットは、みじん切りや角切りにした豚肉を使い、保存食として生み出されたフランス料理です。 小さくカットした豚肉にラードと塩を加え、肉がホロホロの状態になるまで弱火でじっくりと煮込み、それを容器で固めて作ります。塩分の量によって保存期間が変わり、たくさん作ったリエットを壺に入れ数ヶ月間の保存をすることもあるんですよ。

名前の意味

リエットはフランス語で直訳すると、「豚肉の塊」という意味。名前の通り、豚肉を使って作られたものがリエットと呼ばれます。 基本はお肉が崩れるまで煮詰めますが、場合によっては煮込んだあとにフードプロセッサーなどを使い、ペースト状にする場合も。そうすることで滑らかな食感になり、食べやすいリエットに仕上がるんです。

ポークリエットとは

先述の通り、リエットは本来豚肉で作られます。しかし最近では、鶏肉や魚など豚肉以外の材料を使用することもあるため、区別するために「ポークリエット」と呼ばれるようになりました。

気になるカロリーは?

リエットのカロリーは、100gあたり約140kcalほどです。保存を目的としていますので、塩とラードをたくさん使います。そのため脂質と塩分が多いので、食べる量には気をつけたいですね。

パテ、テリーヌ、ムースとの違い

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