パテとは

リエットと似ているとされる料理に、「パテ」があります。 パテは本来、ミンチ状にしたお肉や野菜を、パイ生地で包んで焼いた料理のこと。本来の調理法で確認すると違いは歴然ですが、リエットに似たペースト状の料理を「パテ」と呼ぶ場合もあり、その違いは曖昧ですね。

テリーヌとは

テリーヌは、お肉や野菜、魚介類など、さまざまな食材をペースト状もしくはミンチ状にし、それを「テリーヌ型」と呼ばれる型に詰めて調理したものを指します。食材をテリーヌ型に詰めて調理すれば、それは「テリーヌ」です。 最近では型を使わずに調理されるものもあるので、やはりこちらも、その定義は曖昧になっています。

ムースとは

ムースは、卵白や生クリームを混ぜ合わせ、空気を入れて泡立てたものを指します。スイーツのムースは泡立てた材料を型に入れて冷やし、食事として提供されるムースは泡立てた材料を蒸し焼きにしています。 いずれにしても、空気を入れながら生クリームや卵白をふわふわの状態に泡立ててから作るのがムース。リエットとは、大きな違いがありますね。

最近では違いが曖昧に…

本来の作り方を考えた場合、それぞれのお料理とリエットは違いがはっきりしています。しかし、近年ではリエットもパテもテリーヌも、その定義が曖昧となっているため、明確な違いを挙げようとするとむずかしいかもしれませんね。

リエットの食べ方

一般的な食べ方

リエットは一般的に、バゲットやトーストに使用するのがオーソドックスな食べ方です。常温である程度やわらかくしたリエットを、バゲットやトーストにつけて食べます。たくさん付けてしまうと塩辛くなるので、少量をつけながらいただきましょう。

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