とんかつをおいしくする5つのポイント

1. 筋切りで縮むのを防ぐ

豚ロースの油の部分に切り込みを入れるのは「筋切り」といい、火を通したときに縮むのを防ぐ効果があります。筋切りは豚肉だけでなく、鶏肉、牛肉、魚類でも使えますし、揚げ物だけでなくソテーや炒め物にも効果的です。ぜひ覚えてくださいね。

2. 下味はしっかりつける

豚肉に何も下味をつけていないとんかつは、ソースの味ばかりに頼ってしまいます。きちんと塩こしょうを振っておくことで、実はソースをつけなくてもおいしいとんかつが作れるんですよ。ソースが少なくなると、豚肉の旨味もしっかりと感じられます。

3. おろし生姜でやわらかく変身

基本のレシピではご紹介しませんでしたが、安い豚肉をびっくりするほどやわらかく変身させる裏ワザがあります。それは、おろし生姜を使うこと。

豚肉の表面におろし生姜を塗り込み15分放置したら、水で流し、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。あとは衣をつけて、基本のレシピ通りに豚肉を揚げるだけ。時間に余裕があるときは、ぜひやわらかさの違いを実感してみてくださいね。

4. 油の温度と揚げ時間

豚肉のやわらかさを残したままサクっと仕上げるには、低温から高温の順番に揚げるのがポイント。温度計がない場合は、低温はパン粉がゆっくりと上がってくる、高温は勢いよく上がってくるのを目安にしてくださいね。 揚げ時間は、厚さ1cmのとんかつで、片面1~2分、裏返して3~4分が基本です。ただ火加減や豚肉の厚みによっても変わるので、色や音、見た目で判断しましょう。

5. 二度揚げでサクサク

基本のレシピでは低温から高温に揚げるワザをご紹介しましたが、二度上げをすることでサクサクのとんかつを作ることもできます。これは、プロのとんかつ屋さんもおこなっている揚げ方です。

高温にしてからは、数十秒揚げるだけでOK。キツネ色になったら取り出しましょう。二度上げすることで焦げるリスクが減りますし、とんかつを取り出すタイミングが計りやすくなります。

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