ライター : mchi31

この記事でわかること

パクチーの風味や味わいを表現する際に、「カメムシの匂い」や「洗剤の香り」などが用いられることがあります。風味に慣れていない人には、クセが強く感じられることも。パクチーは食べ方や調理方法によって風味が変わるため、食べやすくすることも可能です。

ただし、食べ過ぎには注意が必要。パクチーには毒素を排出する働きや、紫外線の吸収率を高める成分が含まれているため、適量で摂取することが大切です。この記事では、パクチーの風味をおさえる食べ方や代用品もご紹介します。

パクチーの味を例えると「洗剤」「カメムシ」!?

パクチーの味の例えで持ち出されるのが、”カメムシの匂い”や”ほのかな石鹸や洗剤の香り”など、まるで食べ物に与えられる比喩とは思えない表現の数々。 身近な食材でいうと、セロリの葉の部分やセリにも通ずるところがあり、いずれにしても風味にクセのある食材に近いといえます。パクチーが苦手な人のなかには、クセが強い葉物野菜が嫌いな人も多いようです。 今回は、「怖くて食べられない…でも味が気になる!」「どんな味だったか忘れた。でも食べる勇気はない!」といったみなさんに向けて、“パクチーの味”をとことん深掘りした、“におい”のある記事をお届けしましょう!これさえ読めば食べなくても味がわかっちゃう!?

やっぱり強烈!生パクチーの味を実食レポ

パクチーの原産地はインドやタイなどの東南アジアで、現地の料理でよく使われる食材のひとつ。英語では「コリアンダー」、中国では「香菜(シェンツァイ)」などと呼ばれ、国や料理ごとに呼び方が異なります。 タイでは、昔から知られているハーブで、スープや炒めものの香り付けとして使用されています。日本のように生でパクチーを食べたり、サラダのようなメインの具材として食べることはなく、風味を楽しむものなんだとか。風味だけで楽しむ食材"パクチー"の味とはいったいどんなものなんでしょうか。

【見た目】クローバー風のかわいらしささえ漂う

パクチーの見た目は鮮やかな緑色で、イタリアンパセリに似ています。太い茎に細い茎が生えていてそこから葉が何枚も成っていています。葉っぱ自体は小ぶりで薄めです。

【風味】徐々に忍び寄るあの匂い

パクチーを手でちぎっただけで、部屋中がパクチーのフレッシュな匂いでいっぱいになりました。鼻に近づけなくても「まちがいなくパクチーだ!」とわかります。雨が上がったあと、道端に生えた草からモワッと立ち上るような、水気の混じった青い匂い。ちぎった手にもパクチーの匂いが残り、改めてパクチーの強烈さが感じられました。

【味】解き放たれる強烈な存在感!

口に運ぶ前からパクチー臭が漂いますが、いざ実食! 口に入れた瞬間はそれほど味が感じられませんが、あとからじわじわと風味が広がり、噛みしめるたびに口の中が苦味と青い香りで満ちていきます!ピーマンやゴーヤのような鮮やかな苦味ではなく、ひっそりと鼻へ抜けていくほろ苦い味わい。ほのかな甘みも感じられます。 葉はとてもうすく、口に入れると舌にぴったりとはり付きます。三つ葉よりも柔らかいふんにゃりとした食感。舌に残るような固い繊維感もなく、噛みしめるとシャクシャクとかすかな音がきこえます。
パクチーを飲み込んだあとも、口の中にパクチーの風味がモワッと残ります。強烈な存在感!パクチー好きは、生パクチーが山盛りのったサラダをよろこんでモリモリ頬張りますが、この味が苦手な人だったら、生で食べるのはハードルが高いかもしれませんね。

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