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発芽
チアシードはまず苗床で発芽させ、小さな苗の状態になってから土に植えます。苗床と言っても難しいものではありません。おすすめの苗床は水を含ませたスポンジやキッチンペーパーを使った簡単なものです。
①スポンジやキッチンペーパーに水を含ませ、タッパーなどの容器に入れて苗床とする。
②苗床のうえにチアシードをパラパラと重ならないようにまく。
③苗床を日当たりのよい明るい場所に置き、乾燥し過ぎないよう霧吹きなどで水をやる。
成長したらプランターへ
苗床にまいたチアシードは明るく暖かい場所に置きます。うまく環境に適合すると1週間ほどで芽を出し、生長するとかいわれ大根のような苗になります。そのままでは生長しきれないため、プランターや鉢などの土に植え替えを行います。
チアシードは水はけと水持ちのバランスがいい土を好みます。自分で土を作る場合には、赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト(土壌改良用の土)1の割合で混ぜ合わせます。もちろん、市販されている野菜栽培用の土でも問題ありません。
チアシードの苗はまだ小さく、一見するとかいわれ大根のようです。しかし、チアシードは生長すると100㎝程度の高さになります。苗を植えるときには生長を見越して大きめの鉢やプランターを選ぶのがおすすめです。
また、苗はまだまだ小さいものです。植え替えのときに根を傷めたりしないよう、やさしく扱うことが大切です。
さらに、地域によっては急な夜間の冷え込みなど5月頃は気温が変動する可能性があります。気温が下がるとチアシードは枯れてしまいます。急な冷え込みが心配なときには室内の暖かい場所に移動させるようにしましょう。
水やりの方法
プランターや鉢に植え替えたチアシードにはたっぷりとお水をあげましょう。お水をあげる見極めのポイントは土の表面の乾燥度合いです。土の表面をよく観察し、乾いてきたらたっぷりとお水をあげるようにします。
また、栄養剤や肥料は特に必要ありません。生長が鈍いな、と気になったときには水やりの代わりに野菜用の液肥を与える程度で十分です。
収穫時期
チアシードは1年草です。5月に種をまいたチアシードは10月頃に花を咲かせ、その花が咲き終わって実をつける12月頃に収穫の時期を迎えます。
咲き終わって実をつけたチアシードの花部分を切り取り、軽く花穂を叩くとポロポロと種がこぼれ落ちてきます。これがチアシードです。新聞紙などの紙を広げたうえでこの作業を行うと散らばることなく作業ができて便利です。
収穫したチアシードは密閉できる容器に乾燥材と一緒に入れ、冷暗所で保存しておきましょう。
注意点
気温
チアシードの栽培でとくに重要なのが温度管理です。南米原産のチアシードにとって寒さは大敵です。気温20度を下回ると枯れてしまうことがあります。そのため、急な冷え込みが予想されるときには早めに室内に入れてあげるなどの対策が必要です。
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