ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

白ワインの人気カクテル。キールのレシピ

キールとは、白ワインにカシスリキュールを加えて作るカクテルです。白ワインの酸味にカシスの甘みが加わり、爽やかな口当たり。酸味と甘みのバランスがよく、辛口すぎるものや、甘めのお酒が苦手な人でも飲みやすいです。

キールのアルコール度数は14%程度と高くはありません。そのため、会話を弾ませるために食前酒として飲まれることも多いとされています。

材料

  1. 白ワイン……145cc
  2. カシスリキュール……35cc

作り方

  1. ワイングラスに白ワインとカシスリキュールを注ぐ
  2. 軽くかき混ぜる

キールを作るときのコツ・ポイント

  1. 白ワインとカシスリキュールは4:1で割る
  2. 氷は入れずに作る
  3. 白ワインとカシスリキュールはしっかりと冷やしたものを使う
  4. 飲むタイミングは食前がおすすめ
キールは、白ワインとカシスリキュールを4:1の割合で作るのが一般的なレシピです。お酒が薄くなるのを防ぐため、氷は入れないのがポイント。おいしく飲めるように、白ワインとカシスリキュールは、しっかりと冷やしておきましょう。また、グラスも冷やしておくことでキールの温度を保ち、おいしく飲みきれますよ。

甘く口当たりのよいキールは、食前に飲むのがベストです。食前にキールを飲むことで、食事が出るまでの会話を弾ませてくれるでしょう。

キールを作るときにおすすめの白ワイン3選

1. ラブレ・ロワ「ブルゴーニュ・アリゴテ」

ITEM

ラブレ・ロワ ブルゴーニュ・アリゴテ

¥1,852〜

原産国:フランス 内容量:750ml アルコール度数:12%

※2023年3月14日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
キール発祥の地であるブルゴーニュ地方で作られたワインです。酸味が強く辛口でありながらも、グレープフルーツのような柑橘系の香りが漂います。酸味と爽やかな香りは、甘みの強いカシスリキュールとよく合いますよ。

2. ギィ・サジェ「サンセール」

ITEM

ギィ・サジェ サンセール

¥4,064

原産国:フランス 内容量:750ml アルコール度:14%

※2023年3月14日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
カシスリキュールと相性がいい辛口の白ワインです。雑味が少ないので、辛口のワインが苦手な人でも飲みやすいのが特徴。口に入れると、しなやかな果実の味と長い余韻のある繊細な香りを楽しめますよ。

3. エスト レセルヴァ「シャルドネ」

ITEM

エスト レセルヴァ シャルドネ

¥950〜

原産国:チリ 内容量:750ml アルコール度数:13.5%

※2023年3月14日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
お手軽な価格の白ワインです。初めてキールを作る人でも、試しやすいのがうれしいですよね。洋ナシとはちみつのような香りで、辛口ながらもやわらかい味わいです。キールにすると、カシスの甘みを引き出してくれますよ。

キールの歴史や由来

キールの発祥・歴史

キールは、1945年にフランスのブルゴーニュ地方、ディジョン市で作られました。第二次世界大戦後、ワインの売れ行きが不調となり、生産量の多い地域では経済的に大きなダメージを受けていたようです。

そこで、白ワインをベースとしたカクテルを作り、ワインの販促を図ろうと考えられたのがキールです。今もなお、フランスでは食前酒として愛され続けています。

キールの名前の由来

キールを発明したのは、当時ディジョン市の市長であった、キャノン・フェリックス・キール氏です。

キャノン・フェリックス・キール市長が作った白ワインベースのカクテルが、経済を立て直すきっかけになりました。その後、20年間市長を務めた功績を称え、彼の名前からカクテルの名も「キール」と名付けられたとされています。

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