醤油(せ)

醤油の役割

  1. 塩味を加える
  2. うま味やコク、香りを付ける
  3. 色付けをする
  4. 食材のくさみを抑えたり、保存性を高めたりする
醤油は日本を代表する発酵調味料で、独特のうま味・風味があるのが特徴。料理に塩味を加えるだけでなく、うま味やコク、香りを付けるためにも使われます。

色付けをするためにも用いられ、上手に使うことで料理に深みを持たせられますよ。このほか、食材のくさみを抑えたり、保存性を高めたりする働きもあります。

味噌(そ)

味噌の役割

  1. 料理に塩味やうま味、香りを付ける
  2. コクやまろやかさを加える
  3. 食材のくさみを取り、保存性を高める
味噌は醤油と同じく発酵調味料で、原料や製造地域によって異なる種類があるのが特徴的。たとえば赤味噌と白味噌では味わい・風味がかなり異なり、料理の仕上がり・雰囲気も変わってきますよ。

味噌には料理に塩味やうま味、香りを付け、コクやまろやかさを加える役割を持っています。また、食材のくさみを取ったり、水分を除去することで保存性を高める効果もありますよ。

順番通りでなくても大丈夫

「さしすせそ」の順番の意味を説明しましたが、この順番は基本としてあり、もちろん説明したように意味もあります。しかし、この順番を守らないと、料理がまずくなってしまうというわけではありません。

料理によっては、塩分で下味を付けたあとに煮込むものもあるため、料理やそれぞれの味付けの目的に合わせて順番を変えてよいでしょう。

先に酢を入れて魚の臭み取り除くといった、順序通りではないこともあります。また、あとから味の調整ができるよう、最初に入れる砂糖や塩は少なめして、徐々に味を濃くしたり仕上げに微調整したりして、味を調えるのもよいですよ。

「さしすせそ」を上手に活用

それぞれの調味料については知っていても、順番の意味についてはじめて知ったという方もいたのではないでしょうか。理由も一緒に覚えると、料理に合わせて上手に「さしすせそ」が使えるようになりますよ。

和食をおいしするための知恵、「さしすせそ」。ご紹介した内容を参考に、おうちで作る煮物に活用してみてくだいね。
▼料理のいろは!基本中の基本の調味料!

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