
ライター : suncatch
食生活アドバイザー / パンシェルジュプロフェッショナル(2級)
大阪市在住の主婦ライターです。パン・スイーツ作り、旬の素材を取り入れた料理を日々楽しんでいます。子育てがひと段落して、関西の「おいしいもん」を伝えるべく奮闘中!
生でも食べられる?カリンのおいしい食べ方
カリンは長野県・山梨県・香川県などで栽培が盛んですが、秋から冬にかけて全国で収穫されます。実の全体が明るい黄色になり、甘い香りがすると食べ頃のサインです。
とはいってもこのカリン、繊維質が非常に多くとてもかたいうえに渋みがキツイため、生で食べることはできません。砂糖やはちみつに漬け込みシロップにする、果実酒にする、ジャムにするなど加工するのが一般的です。
カリンの選び方と保存方法
おいしいカリンの選び方
ムラなく全体が明るい黄色に色付いているものを選ぶ事です。購入時に色付いていなくても、追熟させればOKです。その際には、表面につやがあり、傷がなくずっしりと重みを感じるものを選びましょう。
そして、香りも大事なポイントです。熟したカリンからはかぐわしい匂いがするものです。なので、鼻を近づけみて香りをたしかめてみましょう。
カリンの保存方法
冷蔵庫には入れず、新聞紙などにつつんで冷暗所で保存しましょう。ただし果皮に緑色が残っている場合は、追熟させる必要があるため、直射日光の当たらないすずしい場所に置き、全体が黄色に染まり、香りがたってくるまで待ちましょう。
ジャムやシロップにして♪ カリンの人気レシピ8選
1. かりんのコンポート
まずは、砂糖に漬け10〜15分ほど煮込んで作るコンポートのレシピです。カリンは酸味が強いので、細かく切ってください。味見をして酸味を強く感じるようであれば、砂糖の量を増やして調整してくださいね。
2. カリンのはちみつ漬け
フレッシュなフルーツのように食べることができないカリンは、エキスをたっぷり含んだシロップにするのがおすすめ。こちらは、スライスしたカリンをはちみつ漬けにしています。カリンはとてもかたいので、包丁作業に気をつけましょう。
3. お口でとろけるカリン水飴
こちらはカリンのエキスを鍋で煮詰めた「カリン水飴」です。そのままはもちろん、お湯で溶いてドリンクにしたり、ヨーグルトにトッピングにしてもおいしいですよ。
皮と種を煮て漉した煮汁で、スライスした実と砂糖を煮ます。さらにザルで漉してトロミがつくまで煮詰めます。舌で溶けるすっきり味わいが魅力の水飴です。
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