ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

炊爨と炊飯のそれぞれの意味

炊爨と炊飯には、それぞれどんな意味があるのでしょうか?まずはここから詳しくご紹介していきましょう。

飯盒炊飯とは

飯盒炊飯で作るのは基本的にご飯です。文字通り、「飯を炊く」ということですね。炊飯器の炊飯同様に、飯盒を使って炊飯することを飯盒炊飯といいます。

飯盒炊爨とは

炊爨にはお米以外の素材の調理の意味も含まれます。飯盒を使って、お米はもちろんおかずなどを煮炊きをする場合にも、飯盒炊爨と言います。

じゃあ飯盒の意味は何?

炊飯や炊爨の意味はわかりましたが、では、飯盒自体にはどのような意味が含まれているのでしょうか。

食器を意味する「飯盒」

飯盒は食器を表しています。携帯の炊飯器としてはもちろん、おかずを煮るなどといった調理だけではなく、飯盒をそのまま食器として食事をすることができます。飯盒一つだけで調理から食事まで、済ませることができます。

発祥は?

飯盒の発祥は、戦時中に兵士の方々が使っていたという説があります。英語の場合には盒という文字の中に食事をする、缶という意味が含まれていることも知られていますね。 近年では、さまざまな形状の飯盒が販売されていますが、以前はカーブのかかった形状の飯盒が一般的でした。このカーブ形は兵士の方がベルトに通し、腰にぶら下げておく際に体にフィットするように考えらた形なんですよ。 飯盒はアルミやステンレスで作られています。戦時中の兵士さんは飯盒を使って調理をした後、食器としても使っており、洗うのも簡単でなおかつ軽量な飯盒は持ち運びにも便利でした。
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