ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

にんにくは基本はチルド冷蔵。冷凍すれば長期保存可能!

Photo by 稲吉永恵

にんにくを丸ごと購入してもなかなか使い切ることができず、保存法に悩むときがありませんか?気付いたら芽が生えていた……ということもしばしば。

にんにくを無駄なく使い切るためにも、正しい保存方法を知っておくととても便利です。この記事では、野菜ソムリエがにんにくの保存方法を常温・冷蔵・冷凍に分けて紹介します。おすすめの保存食レシピもぜひ参考にしてくださいね。

にんにくの保存のポイント

  1. 基本はチルドで冷蔵保存がおすすめ
  2. 長期保存したいなら冷凍する
  3. カットして冷凍すれば使い勝手抜群

にんにくの常温保存方法(保存期間:約1ヶ月)

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にんにくは気温の高くない季節であれば常温保存も可能です。皮をつけたままカゴやザルに入れ、日が当たらない風通しのよい場所で保存しましょう。湿気の多い場所はカビが生えやすいため避けてくださいね。

気温が低い季節であれば約1ヶ月ほど保存できますが、10日〜2週間ほどで芽が出ます。芽が生えると中身がスカスカになるため、なるべく早めに使うことを心がけて気温が高い季節は冷蔵保存してくださいね。

保存するときのコツ

  1. ザルやカゴに入れる
  2. 直射日光が当たらず風通しのよい場所で保存
  3. 気温の高い季節は常温保存を避ける

丸ごとにんにくの冷蔵保存方法(保存期間:約1〜2ヶ月)

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にんにくを1ヶ月ほどで使う場合は、丸ごと冷蔵保存します。保存するときは湿気を防ぐためにキッチンペーパーや新聞紙で包んでから、ジッパー付き保存袋に入れましょう。冷蔵庫や野菜室よりも、約0度に設定されているチルド室で保存するほうが芽が生えにくいですよ。

1片ずつ保存も可能です。この場合は風味が飛ぶのを防ぐために皮をむかないこと。同様にキッチンペーパーで包んでからジッパー付き保存袋に入れてくださいね。1〜2ヶ月保存可能です。

保存するときのコツ

  1. 香りが飛ぶのを防ぐために皮付きで保存する
  2. キッチンペーパーや新聞紙で包むことで湿気防止
  3. 乾燥防止とにおい漏れを防ぐためにジッパー付き保存袋に入れる

使いかけにんにくの冷蔵保存方法(保存期間:約1週間)

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カットした使いかけのにんにくを冷蔵保存したい場合は、ラップでぴったり包んでにおい漏れがないようにジッパー付き保存袋に入れます。冷蔵庫は乾燥しやすいうえ、一旦カットしたにんにくは風味が飛びやすいです。1週間程度保存可能ですが、早めに使ってくださいね。

保存するときのコツ

  1. ラップでぴったり包む
  2. 乾燥とにおい漏れを防ぐためにジッパー付き保存袋に入れる
  3. 風味が飛びやすいので早めに使う

皮ごとにんにくの冷凍保存方法(保存期間:約2〜3ヶ月)

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にんにくを長期保存したい場合は皮ごと冷凍します。皮はむかずに冷凍すれば香りをキープできますよ。冷凍するときは、小分けにして使う分量ずつラップで包みフリーザーバッグに入れましょう。約2〜3ヶ月保存可能です。

解凍方法

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にんにくは冷凍してもカチカチに凍りません。凍ったまま根元をカットすれば、薄皮もするりときれいにむけますよ。お好みのサイズにカットして加熱調理しましょう。

保存するときのコツ

  1. 皮ごと保存することで香りをキープ
  2. 乾燥とにおい漏れを防ぐためにフリーザーバッグに入れきちんと封をする

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