一日一合がほどよい量

「お酒はおいしくほどほどに」という言葉をよく耳にしますが、一日の適正なアルコール量をご存じでしょうか?厚生労働省が推奨するアルコール摂取量は、純アルコール量で20g程度とされていますよ。また、女性やお酒に弱い方、65歳以上の高齢者は20gよりも少ない量が適量です。純アルコール量は以下の計算式で求められます。

酒の量(ml)× 度数または%/ 100 × 0.8(比重) = 純アルコール量(g)

ちなみに、純アルコール量とはお酒に含まれるアルコール量のことです。摂取したお酒にアルコールがどれぐらい含まれているか計算したい際は、ぜひ活用してみてくださいね。(※5,6)

さまざまな種類の「純アルコール量20g」を比較

種類アルコール度数適量の目安純アルコール量
日本酒15%一合(180ml)22g
ビール5%中瓶1本(500ml)20g
チューハイ7%レギュラー缶1本(350ml)20g
ワイン13%ワイングラス2杯弱(180ml)20g
(※5,7,8)
さまざまな種類のお酒の一日あたりの適量(純アルコール量20g)がどのくらいかみていきましょう。

お酒の種類によってアルコール度数が違うため、一日あたりの適量もまったく違います。また、お酒への耐性も人それぞれです。お酒を飲む際は、上記の量を目安にくれぐれも飲みすぎには注意してくださいね。(※5,7,8)

日本酒のカロリーや糖質量

そもそも日本酒のカロリーや糖質量がどのくらいか気になりなりませんか?ビールやワインなどほかのお酒と比較しながら見ていきましょう。

日本酒一合(180ml)あたりのカロリーと糖質量

種類カロリー糖質量
日本酒一合(180ml)184kcal6.5g
(※2,9)

ほかのお酒と比べると

種類カロリー糖質量
日本酒100ml102kcal3.6g
ビール100ml39kcal3.1g
発泡酒100ml44kcal3.6g
ワイン(赤)100ml68kcal1.5g
乙類焼酎100ml144kcal0g
ウイスキー100ml234kcal0g
(※9,10,11,12,13,14)
日本酒のカロリーや糖質量が高いのか、ほかのお酒と100mlあたりで比較してみましょう。

ほかのお酒と比べてみると、日本酒のカロリーは決して低くないことがわかります。このなかで、もっともカロリーが低いビールとは約60kcalも差があります。糖質量に関しては、発泡酒と同じ値でこのなかでは一番高いです。また、焼酎やウイスキーは製造の際に蒸留するため、糖質量が0gなのも特徴的ですね。(※9,10,11,12,13,14)

「盛り切り(もっきり)」とは?

ところで、盛り切り(もっきり)をご存じですか?お店で日本酒をオーダーすると、空の升にグラスを入れた状態で、店員さんが一升瓶を持ってグラスになみなみと注いでくれます。この状態を盛り切り(もっきり)といいます。

お店によっては、グラスから溢れ、升にまでたっぷり注いでくれるところもあり、お客さんへのパフォーマンスとして評価されたりもしますよね。
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