ライター : ☆ゴン

日本酒の種類はどれくらいあるの?

かつては特級や1級など、級別で分類していた日本酒。現在では「特定名称酒」と「普通酒」の2種類に大別されます。さらにそれぞれの原料や製造法、貯蔵期間などで、16種類に細かく分類。

この記事では普通酒を除いた、「特定名称酒」の酒税法における8分類について解説します。

条件によって異なる日本酒の種類と名称

精米歩合によってお酒の呼び方が変わる

特定名称酒は「本醸造酒」「吟醸酒」「純米酒」の3つに分類されますが、「精米歩合」によってさらに呼び方が変わります。

玄米を削って精白し、残った米ひと粒の割合が元の何%かを表すのが精米歩合。この数字が低いほど精白率が高く、原料米の品質も高いとされます。そのためお酒の値打ちと味わいも、精白率の高いもののほうがより優れているとするのが一般的です。

醸造アルコールの有無で名称が決まる!

醸造アルコールを添加する「本醸造酒」と「吟醸酒」

醸造アルコールとは廃糖蜜や穀物などを原料に、蒸留を繰り返して造られる、無味無臭で無色透明の高純度エタノールのことです。日本酒には原料米の1/10以下の重量であれば、このアルコールの添加が認められていて、本醸造酒と吟醸酒がこれに該当します。

醸造アルコールを一切加えないのが「純米酒」

一方で醸造アルコールを加えず、米と麹、水だけで醸造される清酒が純米酒です。アルコールを添加する本醸造酒と吟醸酒よりも、上位のグレードが多いことから、高価なイメージがあります。

蔵元の個性が表れる「本醸造酒」2種類

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