ライター : さかたそのか

管理栄養士/食生活アドバイザー

日本酒一合は何ml(ミリリットル)?

日本酒一合180ml
(※1)
日本酒1合は180mlです。計量カップ約1杯弱の量を考えていただくとイメージしやすいと思います。居酒屋では、日本酒のメニューで1合という表記がよく使われていますよね。

日本酒の単位について

一合(いちごう)180ml
一升(いっしょう)1,800ml
一斗(いっと)18L
一石(いっこく)180L
(※2)
一升は1合の10倍にあたり、1,800mlを指します。酒屋や居酒屋等に置いてある一升瓶をイメージいていただくと良いでしょう。また、一斗は一升の10倍で18L。業務用の油やアルコールが入っている銀色のブリキ缶は一斗缶といいますよね。

一石は一斗の10倍で180L。酒造会社がお酒の生産量を示すときに使うことが多いようです。

日本酒一合のカロリー・糖質量・アルコール量

カロリー糖質アルコール度数純アルコール量
日本酒一合193kcal8.8g15%22g
(※1,2,3)
日本酒一合(180ml)あたりのカロリーは193kcal、糖質は8.8gです。アルコール度数は15%で、ビールに換算すると540mlにあたります。

日本酒一合あたりのアルコール量は適量?

「お酒はおいしくほどほどに」という言葉をよく耳にしますが、一日の適正なアルコール量をご存じでしょうか?厚生労働省が推奨するアルコール摂取量は、一日平均純アルコール量で20g程度とされています。また、女性やお酒に弱い方、65歳以上の高齢者は20gよりも少ない量が適量です。純アルコール量は以下の計算式で求められます。

酒の量(ml)× 度数または%/ 100 × 0.8(比重) = 純アルコール量(g)

ちなみに、純アルコール量とはお酒に含まれるアルコール量のことです。摂取したお酒にアルコールがどれぐらい含まれているか計算したい際は、ぜひ活用してみてくださいね。(※1,4)

さまざまな種類の「純アルコール量20g」を比較

種類アルコール度数適量の目安純アルコール量
日本酒15%一合(180ml)22g
ビール5%中瓶1本(500ml)20g
チューハイ7%レギュラー缶1本(350ml)20g
ワイン12%ワイングラス2杯(240ml)22g
(※1)
上記は、さまざまな種類のお酒の一日あたりの適量(純アルコール量20g)がどのくらいかを示した表です。

お酒の種類によってアルコール度数が違うため、一日あたりの適量もまったく違います。また、年齢や性別、体質の違いによって身体の影響も人それぞれです。お酒を飲む際は、上記の量を目安にくれぐれも飲みすぎには注意してくださいね。(※1,5)

日本酒の「盛り切り(もっきり)」とは?

ところで、盛り切り(もっきり)をご存じですか?お店で日本酒をオーダーすると、空の升にグラスを入れた状態で、店員さんが一升瓶を持ってグラスになみなみと注いでくれます。この状態を盛り切り(もっきり)といいます。

お店によっては、グラスから溢れ、升にまでたっぷり注いでくれるところもあり、お客さんへのパフォーマンスとして喜ばれています。
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