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春を告げる山菜「ウルイ」とは?
ウルイは、ユリ科ギボウシ属に分類される多年草で、正式には「オオバギボウシ」という、春の訪れを告げる山菜のひとつです。先に青い葉がついた白くて細長い茎の見た目が、長ねぎによく似ています。
全国に広く自生している天然物は、ほろ苦さとねぎのようなぬめりが持ち味。市場には促成栽培したウルイが流通していて、4月に旬を迎える天然物よりも早い、2月ごろから出荷されます。天然物と比べてクセや苦味が少なく、シャキシャキして食べやすいのが特徴です。
全国に広く自生している天然物は、ほろ苦さとねぎのようなぬめりが持ち味。市場には促成栽培したウルイが流通していて、4月に旬を迎える天然物よりも早い、2月ごろから出荷されます。天然物と比べてクセや苦味が少なく、シャキシャキして食べやすいのが特徴です。
新鮮なウルイの見分け方
スーパーで販売されるウルイは、苗にもみ殻かぶせて軟白栽培したものがほとんどなので、育成中は葉が黄色い状態。収穫するまえに日光を当てて葉を緑色にしますが、日光を当てずに黄色いまま出荷するケースもあるようです。
そのため青かったり、黄色だったりするので、葉の色で鮮度を見極めることはできません。茎が白くふっくらしたもの、葉先がみずみずしいものを選ぶようにしましょう。
そのため青かったり、黄色だったりするので、葉の色で鮮度を見極めることはできません。茎が白くふっくらしたもの、葉先がみずみずしいものを選ぶようにしましょう。
ウルイに含まれる栄養素
ウルイは、ほかの山菜と比べてビタミン類を豊富に含むとされ、なかでもビタミンCの含有量は100g中に50mg。山菜の代表格ともいえる「わらび」のビタミンCは、100g中に11mgなので、およそ4.5倍の量が含まれています。
ビタミンCは、肌を内側から支えているコラーゲンの生成に欠かせない成分。そんなビタミンCを積極的に摂取することで、肌の張りを保つ効果が期待できます。またシミやくすみの原因となる、メラニン色素の生成を抑える作用も認められているのです。(※1,2,3)
ビタミンCは、肌を内側から支えているコラーゲンの生成に欠かせない成分。そんなビタミンCを積極的に摂取することで、肌の張りを保つ効果が期待できます。またシミやくすみの原因となる、メラニン色素の生成を抑える作用も認められているのです。(※1,2,3)
ウルイのおすすめの食べ方
アクが強い山菜のなかでも、ウルイは比較的クセやえぐみが少ないため、サラダや和え物などの生で食べる料理に向いています。シャキシャキした食感と、ほのかな苦味を楽しめると評判。
また加熱したり、刻んだりたたいたりすると、独特のぬめりが出てくるのが特徴です。汁物の具材や炒め物、揚げ物などにして、そのぬめりを活かすことができます。
また加熱したり、刻んだりたたいたりすると、独特のぬめりが出てくるのが特徴です。汁物の具材や炒め物、揚げ物などにして、そのぬめりを活かすことができます。
ウルイを使う人気のサラダレシピ3選
1. ウルイと帆立の甘夏ドレッシングサラダ
生食に適したウルイは、サラダにしてもおいしい山菜。レシピでは甘夏と玉ねぎをペースト状にした、さわやかな甘いドレッシングでウルイを和えます。刺身用の帆立貝柱やそら豆をプラスする、見た目も華やかで贅沢なサラダです。
2. 鯛とウルイのカルパッチョ風サラダ
刺身用の鯛切り身と焼きまいたけをメインに、ウルイや玉ねぎ、ラディッシュのサラダをたっぷり盛りつけるレシピです。市販のグルメしょうゆとオリーブオイル、粗挽き黒こしょうをかけて、おしゃれなカルパッチョ風に仕上げます。
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