6. 水あめ

水あめは穀物や芋類のデンプンを糖化して作られるもの。とろみがありクセが少ないため、はちみつの代用におすすめです。

ケーキや生チョコレートなどのお菓子作りに好適ですが、料理の照り出しに使うこともできます。甘さがマイルドなため、同等の甘さを出したいときは使用量を増やすか、ほかの甘味料を加えて調整しましょう。

7. ジャム

ご家庭に常備していることも多いジャムも、はちみつの代用としておすすめ。お菓子作りに使うほか、サラダや和え物、生姜焼きや鶏肉のソテーなどにも使えます

とくにマーマレードやアプリコットジャムは肉料理との相性がよく、肉をやわらかくする効果もあるとされていますよ。はちみつとは違った甘みがあり、ジャムによって甘さが異なるので、味見しながら調整して使うのがおすすめです。

8. 黒蜜

黒蜜は黒砂糖に水を加え、煮詰めて作られたもの。濃厚な甘みとコクがあり、料理に加えるとまろやかさがアップし、味に深みが出ますよ。とくに煮物に入れるとコクが増えておいしく仕上がります。

黒蜜ははちみつよりも甘みが強いため、同量よりも少なめに使うのがポイントです。

9. オリゴ糖

低カロリーで健康によい作用があるとされるオリゴ糖。甘み・食感があっさりとしているので、ヨーグルトにかけたり、料理に加えたりと幅広く使えます。

はちみつに比べて甘みはかなり控えめなので、そのまま代用すると物足りなく感じることも。分量を増やしたりして調整しましょう。

10. フルーツ缶のシロップ

フルーツ缶のシロップには砂糖やそのほかの甘味料が配合されているので、はちみつの代用として利用可能。

多くのフルーツ缶のシロップはかなり甘めに作られているため、代用時は分量に注意が必要です。味見をしながら、少量ずつ加えるといいでしょう。

▼【まとめ】はちみつの代用品と使用時のポイント
代用品ポイント
砂糖
(上白糖、グラニュー糖、三温糖など)
・はちみつに比べて甘みが弱い
・代用時には量を調整する必要がある
メープルシロップ・はちみつに比べると甘さは控えめ
・代用時は同量よりも少し多めに使用する
ガムシロップ・はちみつに比べると甘さは控えめ
・代用時ははちみつよりも多めに使う
・ほかの甘味料を組み合わせたりして調整しても
ケーキシロップ・はちみつに比べると甘さは控えめ
・代用時ははちみつよりも多めに使う
・ほかの甘味料を組み合わせたりして調整しても
みりん・甘さはかなり控えめ
・代用時は砂糖などを加えて調整する
水あめ・甘さはマイルド
・同等の甘さを出したいときは使用量を増やす
・ほかの甘味料を加えて調整しても
ジャム・マーマレードやアプリコットジャムは肉料理との相性がよい
・はちみつとは違った甘みがある
・代用時は味見をしながら使用する
黒蜜・料理に加えると味わいに深みが出る
・はちみつよりも甘みが強い
・代用時は同量よりも少なめに使う
オリゴ糖・はちみつに比べて甘みはかなり控えめ
・代用時は量を増やしたり、ほか調味料で補填しながら使用する
フルーツ缶のシロップ・かなり甘め
・代用時は味見しつつ少量ずつ加える

はちみつを砂糖で代用する際の計算方法

砂糖とはちみつを比べると、はちみつのほうが甘みを強く感じます。そのため砂糖で代用する場合は同量で置き換えるのではなく、砂糖の量を少し多めにするとちょうどよくなりますよ。

具体的には大さじ/小さじ表記の場合ははちみつの約3倍、グラム表記の場合は1.3倍ほどで同程度の甘さになります。

たとえば、はちみつが大さじ1杯必要なときは大さじ3杯程度、小さじ1杯必要なときは大さじ1杯程度、10g必要な場合は13gの砂糖で置き換えるとちょうどいいですよ。

はちみつを砂糖で代用するときのポイント

  1. 大さじ/小さじ表記ならはちみつの約3倍の砂糖を使う
  2. グラム表記ならはちみつの約1.3倍量の砂糖を使う
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