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プロが教える「ゆで卵」の正しい作り方
この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
卵をゆでるだけの「ゆで卵」はとってもシンプルな基本の料理。人によっていろんな作り方があるけれど、結局どれが正しい作り方なのかは、意外に知りません。やっぱり失敗せずに、美味しく作りたい!
そこで、今さら聞けないゆで卵の作り方について、疑問に思っていたあれこれを、伊勢丹新宿店の料理のプロ・鈴木理繒シェフに教えてもらいました。
Q:卵は冷蔵庫から出して、すぐにゆでる?
A:卵は常温に戻してからゆでるのがおすすめ。常温に戻すことで、卵の温度が水の温度と近くなり、ゆでる時間が短縮できるというわけです。
冷蔵庫から出したばかりなら、ボウルに水をはって卵を入れ、10分くらいおくといいでしょう。
Q:卵は水からゆでる? お湯からゆでる?
A:卵は水からゆでるのがおすすめ。お湯に入れてゆでるよりも、水に卵を入れたほうが温度差があまりないので、ひび割れる心配が少なく、ゆでる時間が少し短くなります。
ゆでる水の量は卵の半分の高さくらいでもOKです。ただし水が少ないので、必ずふたをしてゆでてください。
Q:黄身を真ん中にするコツは?
A:水が沸騰するまで箸で卵を静かに転がすと、黄身が真ん中にきます。
卵の半量ほどの水でゆでる場合、沸騰したらふたをしてゆでましょう。
Q:とろとろ卵、半熟卵、固ゆで卵を作る、時間の目安は?
A:卵は水からゆではじめ、プクプクと気泡が立って沸騰したら、中火にして時間を計ります。
「とろとろ卵」なら約5 分、「半熟卵」なら7~8分、「固ゆで卵」なら約9分。
ただし、どんな鍋でゆでるか、メーカーごとの火力の違い、ガスかIHなど、家庭の環境によって微妙に変わるので、時間はあくまで目安です。
Q:卵の殻をツルンとむく方法は?
A:ゆで卵を急冷するのがコツ。ボウルに氷水を用意し、ゆであがった卵をすぐに取り出して、氷水につけてしっかり冷まします。
このとき、卵の殻にヒビを入れるとよりむきやすくなります。ゆでたては殻の中身が膨張しているので、急に冷水に入れるとキュッと締まり、殻との間に隙間ができてむきやすくなるのです。
ちなみに、新鮮な卵ほど殻がむきにくいです。
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