ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

おにぎりって冷凍できるの?

手軽に食べれてなおかつ栄養も簡単に摂れるおにぎり。腹持ちもよいため、小さなお子様の補食としてもよく取り入れられますよね。そんなおにぎり、実は冷凍保存がおすすめであることをご存じでしたか。かつては、冷蔵庫で保存して冷やご飯にし、再度食べる際に温めるという方も多かったと思いますが、ご飯の冷蔵は劣化を加速させてしまうことになり、あまりおすすめできません。衛生的にも少し心配ですよね。
ですが、冷凍保存をしておくことで、ご飯を炊き忘れた際や1人分だけ欲しいという時にサッと使えるのでおすすめです。今回は、そんなおにぎりの冷凍保存時のポイントと、冷凍おにぎりを使用したおすすめレシピをご紹介します。

冷凍保存した場合の保存期間は?

1人暮らしの方や、毎日ご飯は食べないという方など、白いご飯を冷凍している方は多くいるかと思いますが、おにぎりの場合はどうなのでしょうか。保存期間は白いご飯と変わらいないのでしょうか。
おにぎりの場合、入れる具材にもよりますが、だいたい約1ヵ月近くはもちます。冷凍する際にラップやジップ付きの袋などに冷凍した日の日付けを分かりやすく明記しておくとよいですよ!

おにぎりを冷凍保存するメリットと解凍方法

そもそも、おにぎりを冷凍しておくことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。冷蔵庫で保存するよりも衛生的で安心など、理由はさまざまですが、やはり1番は食べる際のお手軽さではないでしょうか。具入りのおにぎりは、あらかじめ握っておくことで、忙しい時間でも電子レンジでチンするだけですぐに食べることができます。また、お弁当代の節約にもなります。
解凍する際は、自然解凍だとパサパサになってしまうため、電子レンジでの加熱をおすすめします。冷凍するときに、熱いうちにラップに包むことで蒸気も閉じ込められるので、電子レンジで加熱すると、まるで炊き立てのようにふっくらと仕上がりますよ。

冷凍するときに注意すべきこと

せっかく冷凍しておいたおにぎりが、食べようと思ったらパサパサしていたり、反対に水分が多すぎてべちゃべちゃになっていたら気分も台なしですよね。そこで、次におにぎりを冷凍する際に注意すべきことをいくつかご紹介します。いずれの場合も、冷凍することを想定しておにぎりを作ることが大切です。

素手でにぎらない

おにぎりを握る際、すぐに食べる場合は素手でも問題ないのですが、冷凍保存をする場合は手に付いている雑菌の繁殖を防ぐためにも素手では握らないようにしましょう。いくら綺麗に手を洗ったといっても、手のひらには雑菌が残っており、そこから傷みはじめてしまうのです。握るときにはラップや、おにぎり型の容器を活用して握ってみてくださいね。

お酢を少し入れる

おにぎりを握る際にご飯にお酢を少し混ぜることにより、傷みにくくする効果があります。その場合、ご飯3合に対して、お酢の量は大さじ1.5~2杯。お酢の量はあくまで目安ですので、ご飯の量や好みに応じてその都度調整してくださいね。

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