購入時に確認を!鮮度のよいアスパラの選び方

Photo by 稲吉永恵

おすすめの保存方法についてご紹介しましたが、そもそも購入時点で鮮度が落ちてしまっているアスパラガスを選んだら、元も子もありませんよね。ここからは、失敗しない鮮度のよいアスパラの選び方をご紹介します。

穂先がシャキッとし、穂が締まっている

まず、アスパラガスの穂先を見てみましょう。穂先がシャキッとしてしっかり締まっているもの選ぶようにしてください。アスパラガスは、日数が経てば経つほど先端部分が緩くなってきます。また、穂先の首が細くなったり曲がったりしているものは、茎が筋っぽく甘味も薄れていることも。穂先をよく確認することが大切です。

茎の太さが均一で張りがある

次に、茎部分を見ましょう。茎の太さが均一で、張りがあるものが新鮮でおいしいアスパラガスです。茎の穂先に近い部分が細くなっていたり、茎全体がシワっぽくなっているものは避けた方がよいでしょう。茎が筋張っているおそれがありますよ。また、すでに水分が抜け出していて劣化が始まっていることもあるため、注意してくださいね。

アスパラガスは、茎が太いものほど甘味が多くやわらかいです。ただ、料理によっては細いアスパラの方が向いている場合もありますので、調理法により使い分けるとよいですね。

切り口がみずみずしい

切り口もしっかりチェックしましょう。切り口部分を見て変色が始まって茶色っぽくなっているものは、鮮度が落ちてきている証拠。これは避けた方がよいでしょう。切り口が丸くて白く、みずみずしいものを選ぶようにしてくださいね。

緑色が鮮やか

野菜の色は太陽の光をたくさん浴びるほど色が濃く、栄養価が高いと言われています。グリーンアスパラは日光を浴びて育つ野菜なので、より緑色が鮮やかで色が濃いものが新鮮で生き生きしていますよ。アスパラガスは、彩りとしても使うことが多いので、きれいな緑色のものを選びましょう。

傷んだアスパラガスの見分け方

日持ちしにくいアスパラガス。うっかりして冷蔵庫に入れたまま数日経ってしまった場合は、傷んでいないか、必ず食べる前に確認するようにしてください。

穂先が茶色くズルズルになっていたり、ぬめりが出てきたりしている場合は腐っている証拠なので、食べないようにしましょう。カビが生えているときも同様です。また、酸っぱいにおいや鼻をつくにおいなど異臭がする場合も食べないでください。

アスパラガスの表面が、シワシワになっているだけで上記の状態が見られない場合は、根元を少し切って切り口を水に浸けておくと、シャキシャキとした食感が戻り食べられます。ただ、くれぐれもよく確認してから食べるようにしてください。

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