ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

アボカドは、熟し具合に合わせて保存方法を選ぼう

Photo by 稲吉永恵

アボカドは熟し具合によって保存方法や保存期間が異なります。また丸ごとだけでなくカットしても保存が可能。そのため、アボカドの状態に合わせて適切に保存することが大切です。

この記事では、野菜ソムリエがアボカドの保存方法を解説します。熟度の見分け方も含めて、ぜひ参考にしてくださいね。

熟し具合の見極め方

アボカドは未熟なうちに収穫するため、熟度を確認して購入します。硬かったり果皮が緑色だったりするとアボカドは熟す前の状態。

熟度が進むと黒く変色しやわらかくなってきます。手で持ったときに弾力を感じるくらいがベストですよ。どんどん追熟するので早めにいただいてくださいね。

おいしいアボカドの選び方についてはこちらをチェック▼

アボカドの常温保存方法(保存期間3〜5日程度)

熟す前のアボカドは常温保存します。20℃前後の常温で保存することで追熟するので、直射日光の当たらない場所においておきましょう。りんごと一緒にポリ袋に入れると、りんごから放出されるエチレンガスの効果で早く追熟しますよ。試してみてくださいね。

保存方法

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未熟なアボカドは20℃前後の直射日光の当たらない場所において追熟させます。

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追熟を早めたい場合は、りんごと一緒にポリ袋に入れておくとよいですよ。

保存期間

保存期間は、アボカドの状態にもよりますが3〜5日程度。熟度を確認し、食べごろになったら冷蔵庫に入れてくださいね。

保存するときのコツ

  1. 保存温度は20℃前後
  2. 熟す前は常温保存し、熟したら冷蔵庫で保存する

アボカドの冷蔵保存方法(保存期間2〜4日程度)

熟したあとのアボカドは冷蔵保存します。丸ごとだけでなく、カットしたものも冷蔵保存が可能です。アボカドの果肉は空気に触れると色が悪くなるため、色止めをして保存するのがポイントですよ。

またアボカドを低い温度で保存すると低温障害をおこすおそれがあります。約0〜3℃設定の冷蔵庫よりも、3~8℃の野菜室に入れるのがおすすめです。

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