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2. 砂糖を減らし過ぎない
アレンジ好きな方にありがちなのが、砂糖を減らし過ぎてしまう失敗。実はシフォンケーキのお砂糖は、ただ甘くするためだけではなく、メレンゲの強度を上げる効果もあるのです。
しっかり泡立てていても、強度が低いと卵黄生地と混ぜた時に泡が消えてしまいます。甘さ控えめが好きな方は、砂糖なしの紅茶やコーヒー、クリームと合わせることで甘さを調節しましょう。
3. 完全に冷めてから型出しする
シフォンケーキを焼き上げたあと、必ず逆さにして冷ましますよね。一見謎ですが、これは焼きたてのやわらかい生地が重力で潰れてしまうのを防ぐためにおこなう工程です。この工程を省き、焼きたての状態で型から外してしまうと、見る見るうちにシフォンケーキはしぼんでしまいます。
また、型に油をぬったりしても同じ現象が起こってしまうおそれが。生地が型にしっかりと張り付いて膨らむように、型には何も塗らず完全に冷めてから外しましょう。
また、型に油をぬったりしても同じ現象が起こってしまうおそれが。生地が型にしっかりと張り付いて膨らむように、型には何も塗らず完全に冷めてから外しましょう。
シフォンケーキの失敗例3:「腰折れ」の原因
こちらは、中に自立できないほどの大穴が空いてしまっている「腰折れ」という現象。ペコリとお辞儀しているような姿は、確かに腰が折れていますね。こちらの解決案は、ふたつあります。
1. メレンゲをしっかり混ぜる
一番多いのは、メレンゲの混ぜ不足。卵黄生地とよく混ざっていないと、生地のなかにメレンゲの固まりができてしまい、焼いているうちにしぼんで穴になってしまいます。
意外かもしれませんが、よく混ざっていないのは卵白の泡立てすぎが原因の可能性も。ボソボソの状になる態まで泡立ててしまうと、卵黄生地との固さが違い過ぎてうまく混ざらなくなってしまうのです。卵白の泡立ては、なめらかなツノが立ったところでストップしましょう。
2. 型に流す際に空気を入れない
生地が上手に混ざっていても、型に流す際に空気を含んでしまい穴が開いてしまう場合もあります。焼く前に型ごと軽く落とし、空気を抜いておくと失敗を防げますよ。
失敗しらずなシフォンケーキの作り方
材料(18cm型1個分)
- 卵黄…… 3個
- 卵白…… 4個
- 塩…… ひとつまみ
- サラダ油…… 40g
- 牛乳…… 80g
- 砂糖…… 80g
- 薄力粉…… 80g
- スキムミルク…… 15g
- バニラオイル…… 少々
作り方
- 卵黄に砂糖の1/4を入れ、白っぽくなるまで泡立てる
- サラダ油を入れて油が浮かなくなるまでしっかり混ぜたら、牛乳とバニラオイルを加える
- 薄力粉とスキムミルクをふるいながら入れ、ダマが無くなるまで混ぜ合わせる
- 別ボウルに卵白を入れ、塩をひとつまみ加えて泡立てる
- 軽くツノが立ったら、砂糖を少しずつ加えてさらに泡立てる
- しっかりとしたメレンゲになったら、1/3ほど卵黄生地に入れて、ホイッパーでしっかり混ぜる
- 残りのメレンゲを加え、ゴムベラで底からすくうようにムラなく混ぜ合わせる
- 型に生地を流し入れ、10cmほどの高さから2~3回落として空気を抜いたら、180度のオーブンで30~40分焼く
- 竹串を刺して生地がくっついてこないようならオーブンから出し、型ごと逆さにして冷ます
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