ライター : satoyuko

家事に育児に追われながら、自分の時間を大切に過ごすための情報を集める主婦ライター。同じ環境の方々に、少しでも役立つ記事を書いていきたいです。

監修者 : 渡辺 りほ

管理栄養士

学校給食センターにて、管理栄養士として献立作成や食に関する指導に従事した経験から、子どもたちだけでなく幅広い世代への「食育」に興味を持つ。現在は在宅WEBライターとして、栄養…もっとみる

納豆と卵の組み合わせって本当に悪いの?

「納豆と生卵の食べ合わせが悪い」と言われているのは、本当でしょうか?食べ合わせが悪いと消化不良や胃腸障害の原因となりますが、生卵と納豆の場合は、そうではありません。

実は、生卵には、納豆に含まれている「ビオチン」の吸収率を下げる成分が含まれています。栄養素を効率よく利用するうえで相性が悪いことから、「食べ合わせが悪い食材」と表現されることも。

しかし、身体に悪影響を及ぼすわけではないため、過剰に気にする必要はありません。(※1,2)

納豆に含まれるビオチンの吸収率が下がる理由

納豆に生卵を組み合わせるとビオチンの吸収率が下がるのは、卵白に含まれている「アビジン」という成分が原因です。アビジンは、ビオチンと結合して吸収を妨げる作用があります。

なお、アビジンは、熱を加えると変性します。ビオチンへの影響を抑えられるため、アビジンの作用が気になる場合は、半熟卵を納豆に組み合わせましょう。(※1)

ビオチンが不足するとどうなる?

ビオチンはビタミンの一種であり、脂肪酸代謝の補酵素としてエネルギー代謝を助けるほか、皮膚や髪の健康維持に関わる栄養素です。不足すると、皮膚や舌に炎症が起こるおそれが。

しかし、ビオチンはさまざまな食品に含まれているほか、腸内細菌によって体内で合成されるため、通常の食生活で不足することはないと考えられています。

納豆におけるビオチンの含有量は、100gあたり18.2μg。卵黄は、100gあたり65.0μgと豊富です。卵黄からもビオチンを摂れるため、納豆と卵を組み合わせた場合に、ビオチンの摂取量が大きく減る可能性は低いといえます。(※1,3)

納豆の組み合わせにおすすめの食材

ニラ

納豆には、糖質のエネルギー代謝を助ける「ビタミンB1」が豊富です。ニラのにおい成分である「硫化アリル」は、ビタミンB1の吸収と活性化を促す作用があるため、ニラと納豆と組み合わせることでビタミンB1を効率よく摂れますよ。

硫化アリルは、ニラのほか、ねぎや玉ねぎ、にんにくにも含まれています。(※4,5)

キムチ

キムチや納豆には、悪玉菌の増殖を抑え、腸内菌のバランスを整える「乳酸菌」が含まれています。また、納豆に含まれる「納豆菌」には、乳酸菌をはじめとした善玉菌の増殖を促す作用があります。

キムチと納豆を組み合わせて、乳酸菌と納豆菌を同時に摂ることで、腸内環境を整えるのに役立つでしょう。便秘にお悩みの方に、とくにおすすめの組み合わせです。(※6,7)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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