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ビタミン類も豊富!
牛乳には、目や皮膚の健康維持に欠かせないビタミンAが豊富です。そのほか、細胞の発育や脂質の代謝を促進するはたらきあるビタミンB2が多く含まれています。(※11,12)
心を落ち着かせる効果も
牛乳に含まれる栄養は体だけでなく、精神の健康にも役立ちます。牛乳には、アミノ酸の一種である「トリプトファン」が多く含まれています。トリプトファンは、脳内で「セロトニン」に変わり、精神を安定させる作用を発揮します。
また、セロトニンは夜になると睡眠ホルモンの「メラトニン」という成分に変化し、安眠をサポートしてくれます。(※13)
また、セロトニンは夜になると睡眠ホルモンの「メラトニン」という成分に変化し、安眠をサポートしてくれます。(※13)
ただし牛乳の飲み過ぎには注意
乳糖不耐症の人は注意
「牛乳を飲むとおなかが痛くなる」という場合、「乳糖不耐症」かもしれません。牛乳に含まれる乳糖を分解するラクターゼの活性が低下するために起こる消化不良です。
乳糖不耐症の症状は、乳糖の摂取を中止すると一日程度で和らぎます。乳糖不耐症の方は、乳糖があらかじめ分解されている牛乳を選びましょう。(※14)
乳糖不耐症の症状は、乳糖の摂取を中止すると一日程度で和らぎます。乳糖不耐症の方は、乳糖があらかじめ分解されている牛乳を選びましょう。(※14)
子どもが飲み過ぎると「牛乳貧血」になるおそれも
乳幼児が牛乳を飲み過ぎると「牛乳貧血」になるおそれがあります。牛乳に含まれる鉄分は少なく、牛乳の鉄吸収率は約10%と少ないため、牛乳だけを摂り続けることで鉄が不足するおそれがあるのです。
3歳以下の子どもが市販の牛乳を一日600ml以上、3ヶ月に渡って飲み続けると、牛乳貧血を発症する可能性があるので、十分に気をつけましょう。(※15)
3歳以下の子どもが市販の牛乳を一日600ml以上、3ヶ月に渡って飲み続けると、牛乳貧血を発症する可能性があるので、十分に気をつけましょう。(※15)
牛乳はバランスよく摂取しよう
牛乳は、わたしたちにとって身近な飲み物です。日本人が今のように生乳を飲むようになったのは、戦後GHQの指導によるもので、栄養豊富な牛乳が戦後食糧難時代の日本人の健康を救ったとも言われています。
しかし、牛乳を飲み過ぎることで、健康被害につながるおそれも。牛乳の栄養だけに頼らず、さまざまな食品をバランスよく摂るようにしてくださいね。
しかし、牛乳を飲み過ぎることで、健康被害につながるおそれも。牛乳の栄養だけに頼らず、さまざまな食品をバランスよく摂るようにしてくださいね。
【参考文献】
(2024/03/31参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。