新鮮なバナナの選び方

まず、新鮮なバナナはどのように見分ければいいのか、4つのポイントをご紹介します。
よく言われているのは、シュガースポットと呼ばれる皮の黒い斑点が出ているものです。確かにこの状態のバナナは、追熟が進んでおりおいしい状態になっています。ただし、バナナはそのまま置いておいても追熟がどんどん進んでいってしまうので、こういったバナナを買ったらすぐに食べるようにしましょう。
また、バナナは黄色になる直前に収穫したものが美味しいです。こういったバナナは角張っていないのが目印です。
茎が短くて太いもののほうが、バナナの房の中でも根本のほうにできたものです。先端と比べて甘さが集まっているので、甘くておいしいはずですよ。
茎に筋が入っていると、熟させているスピードが早いので、味がいまいちなことがあります。筋がないものを選んだほうが甘くて美味しいバナナを食べられやすいでしょう。

バナナをおいしく保存するには?

おいしい新鮮なバナナを選んできたら、それで終わりじゃありません。保存方法に工夫をすると、おいしいバナナをもっと長く楽しめるようになります。
まずは、バナナの房を皮ごとラップでぐるぐる巻きにする方法です。ラップは空気を大幅に遮断してくれるので、こうすることで、空気に触れにくくなります。黒くなる原因は酸化ですが、酸化には酸素が必要です。空気に触れにくくなることで酸素も少なくなるので、酸化が進みにくくなります。
さらに、バナナはバナナスタンドなどで吊るしておくほうが、おいしい期間が長持ちするのだそう。普通に置いておくと、デリケートなバナナは接触した面から痛んでしまうのだそうです。また、バナナスタンドを持っていなければ、普通のフックでも大丈夫だそうです。
また、バナナは一本ずつ離しておくようにしましょう。バナナ同士が発するエチレンガスの影響を互いに受けることで、追熟が進んでしまうからです。一本ずつ離して置くことで、他のバナナのエチレンガスの影響を受けなくなるので、まとめて置くよりも追熟が進みにくくなります。
上記二つは生のままなんとか長くおいしく食べよう、という方法です。冷蔵庫に入れて保存してもよいのですが、低音障害を起こしてしまう可能性があります。その場合は一本ずつ新聞紙で厚く包み温度の下がりすぎを防止した上で、ポリ袋に入れ、口を縛ることで空気との接触を減らすようにしてください。ただ、こちらも1、2日で食べるほうがよいとのこと。 もっと長く置いておきたい、という場合は冷凍バナナもまた違ったおいしさがあります。冷凍保存すると、低温で追熟を止めることができるので長くおいしく楽しめますし、黒くもなりにくいです。ただし低温障害には気をつけてください。冷凍していても早めに食べるようにしましょう。

バナナはすごく健気だった

バナナって実はすごく苦労していて健気な果物なんですよね。黒くなるのも自分を菌から守るためなんです。黒いところもおいしく食べましょう。 でもやっぱりバナナはきれいなうちに食べたいよという方は、保存方法も活用しつつ、ぜひお早目に食べるようにしてくださいね。バナナは小腹が空いたときにも簡単に空腹を満たしてくれる、食物繊維の豊富で優秀な果物です。ぜひみなさん朝食やおやつでバナナを取り入れてみてくださいね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ