ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

大根おろしが辛い原因

Photo by 稲吉永恵

大根おろしの辛さは、大根に含まれる辛味成分によるものです。大根は切ったりすりおろしたりすると細胞が壊れ、その刺激によって辛味成分が作られます。細かくすりおろすほど細胞が壊れやすく、辛味も強くなりやすいのが特徴です。

この記事では、野菜ソムリエが大根おろしの辛味を消す方法をご紹介します。部位によっては辛さを感じないこともありますが、辛味が強くて食べられない……という場合はぜひ参考にしてください。

野菜ソムリエ解説!辛い大根おろしをマイルドにする方法

1. ラップをせず電子レンジで加熱

Photo by 稲吉永恵

耐熱容器に入れて、ラップをせずに電子レンジで加熱します。大根おろし200gの場合、電子レンジ600Wで1分半ほど加熱すればOK。大根おろしの辛味成分は熱に弱い性質があるため、電子レンジで軽く加熱することで、辛味が和らぎ食べやすくなりますよ。

「今すぐ辛さを何とかしたい」というときに手軽に試せる方法で、焼き魚やハンバーグの付け合わせにも使いやすいです。加熱しすぎると食感が変わるため、様子を見ながら短時間ずつ温めるのがおすすめ。

2. しばらく時間を置いておく

すりおろしてから1〜2時間ほど置いておくと、辛味が自然とやわらぎます。辛味成分は時間の経過とともに空気中へ揮発していくため、何もしなくても刺激が少なくなるのが特徴です。急いでいない場合は、冷蔵庫で少し休ませるだけでも辛さが気になりにくくなりますよ。

3. 水気を軽く絞って汁気を切る

大根おろしの辛味は、水分(おろし汁)に多く含まれています。そのため、軽く水気を切るだけでも辛さを抑えられますよ。

ただし、ギュッと強く絞りすぎると旨みやみずみずしさまで失われてしまいおいしさが軽減してしまいます。キッチンペーパーや手でやさしく軽く絞る程度にすると、おいしさを残したまま辛味だけを和らげられますよ。

大根おろしが辛くならない作り方

1. 葉に近い上の部分を使う

Photo by pomipomi

大根は部位によって辛さが異なり、葉に近い上の部分ほど甘みがあり、水分も豊富です。先端にいくほど辛味が強くなり筋っぽくなります。辛味を抑えたい場合は、葉に近い部分をすりおろすのがおすすめです。

2. 繊維に沿ってやさしくおろす

Photo by 稲吉永恵

大根は皮をむいてから縦半分にカットし、断面をおろし器に当てて繊維にそってすりおろします。ゴシゴシと強い力ですりおろすと細胞が余計に壊れ、辛味成分が多く作られてしまうため注意が必要です。

円を描くように軽い力でゆっくりおろすと、細胞の破壊を抑えられ、辛さが出にくくなりますよ。仕上がりもみずみずしく、口当たりのよい大根おろしに仕上がります。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

編集部のおすすめ