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大根は部位によって辛さが違う!
大根は部位によって辛さに違いがあります。最も甘みがあるのは葉に近い上の部分です。水分も多く食べやすいので、大根サラダや和え物などのあまり手を加えない料理にするがいいでしょう。
甘さと辛さのバランスがちょうどいいのは真ん中あたりです。水分も適度に含んでおり、また固さもほどほどなので、生でも料理に使っても合います。なかでも煮物がおすすめです。味も染み込みやすく、また煮崩れせずにほどよい固さになるでしょう。
一番辛味がある部分は大根の下部です。繊維も集中しているので固さもあります。大根の下部は炒め物に最適です。辛味の成分は熱に弱いため抑えられ、また歯ごたえも楽しめます。それぞれの部分に合ったアレンジをして、賢くおいしくいただきましょう。
大根おろしに最適なのは?
「大根おろしに最適な部位はココ!」というのはありません。あなたの辛さのお好みに合わせて、すりおろす部分を選んでください。甘めのものが好きな人は大根おろしの上の部分を、ちょうどいいのが好きな人は真ん中を、辛いのが好きな人は下の部分をおろすようにしましょう。
大根おろしの辛さの原因
実際に経験した人はわかると思いますが、大根の下の部分をそのままの状態で食べてもさほど辛くありません。でも辛い大根おろしはとっても強烈ですよね。なぜおろした大根は辛くなるのでしょうか。
大根おろしの刺激的な辛さは「アリルイソチオシアネート」という成分によるものです。これは大根の細胞が破壊されることで発生します。大根おろしは大根をすりおろすことで辛くなるのです。
この「アリルイソチオシアネート」を生み出す成分は大根の上部よりも下部のほうに多くあります。大根の下部をすりおろすと、上部よりも辛いのはこのためなんですね。
大根おろしの辛さを抑える方法3つ
大根おろしの辛さは使う部位だけが重要ではないんです。大根をおろすときの方法を工夫すれば、下の部位を使っても辛さを抑えられるでしょう。
1. 円を描くようにやさしく
すでに述べたように、大根おろしが辛い理由は大根の細胞が破壊されるのが原因となっています。なので、辛さを抑えたい場合はなるべく細胞を破壊しないようにしましょう。
大根をおろすときに力を入れると細胞が壊れやすくなり、辛い成分が発生します。甘くしたい場合はゆっくりと円を描くようにして大根をおろしてください。細胞が破壊されにくいため甘い大根おろしができます。
2. すりおろしてから時間をおく
大根おろしの辛い味はおろしたてが最も強く、時間が経つとともに薄れていきます。ですので、辛くない大根おろしを好む人は前もっておろしておきましょう。食事の支度をするときに、まず最初におろすようにすると忘れずにできそうですね。
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