ライター : めいひな

主婦 / ライター

そもそも料理酒にはどんな役割があるの?

肉や魚のくさみをとる

料理酒の役割としてまず第一に挙げたいのが、肉や魚などの生臭さを消すことです。食材を生の状態で料理酒に浸け込むと、料理酒に含まれる成分でくさみを消すことができます。また加熱の際に加えて、アルコールと一緒にくさみを飛ばすという使い方も。

肉料理や海鮮料理を作るときに料理酒が欠かせないとされているのは、こういった理由があるからなんですね。

仕上がりを早くする

意外と知られていないのが、料理酒を使うことによって調理時間が短縮できるということ。

料理酒のアルコール作用でほかの調味料の味が食材に入り込みやすくなるのが理由なんですよ。そのため、煮物に役立つのはもちろん、浅漬けを作る際にも使えるすぐれもの!これは、ぜひとも知っておきたい知識ですね。

保存がきくようになる

料理酒を加えることにより、料理自体の保存性が高くなるということをご存じでしたか?

料理は放置しておくと、菌やバクテリアが増殖して傷んでしまう原因に。料理酒を使うことで菌やバクテリアの増殖がおさえられ、保存がきくんですよ。

料理酒の代用になる5つの調味料

代用品代用方法代用するときのコツ
みりん加えるべき料理酒の量とほぼ同じ量を使う代用する場合は「本みりん」を使用する
甘みがあるため、砂糖も一緒にいれるレシピの場合は味を見ながら調節をする
日本酒加えるべき料理酒の量と同じ量を使うアルコールのにおいが気になる場合は、ふたをせずに沸騰をさせてアルコール分を飛ばす
ワイン加えるべき料理酒の量と同じ量を使う白ワインは酸味が目立つ場合があるので、クセがない比較的安価なものを使用してアルコール分はしっかり飛ばす
焼酎加えるべき料理酒の量よりも少なめに使うクセが強いため料理酒の代用には向いていないが、ほかに代用できるものがない場合はだしを少し多めに加えて使用する
ビール加えるべき料理酒の量と同じ量を使う肉料理との相性がよく、使うことでコクが出て肉がやわらかくなる

みりん

料理酒をみりんで代用する場合、気を付けたいのが「本みりん」を使用することです。「みりん風調味料」にはほとんどアルコール分が含まれていないので、料理酒のような効果は発揮できません。みりんの甘みがあるため、砂糖も一緒に使う場合は味をみながら分量を調節するようにしてくださいね。

代用する際は、加えるべき料理酒の量とほぼ同じ量を使いましょう。

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