料理酒とはどんな調味料?

和洋問わずさまざまな料理に使える料理酒は米、米こうじ、食塩などが原料の醸造調味料です。旨みやコクを付けたり、肉や魚のくさみを消したりするはたらきのほか、食材をやわらかくして、調味料を浸透しやすくする効果があります。

食塩が入っているので、調理の下準備の際は料理酒だけで下味付けとくさみ消しができて便利です。

料理酒の役割とは

肉や魚のくさみをとる

料理酒の役割としてまず第一に挙げたいのが、肉や魚などの生臭さを消すことです。食材を生の状態で料理酒に浸け込むと、料理酒に含まれる成分でくさみを消すことができます。また加熱の際に加えて、アルコールと一緒にくさみを飛ばすという使い方も。

肉料理や海鮮料理を作るときに料理酒が欠かせないとされているのは、こういった理由があるからなんですね。

調理時間を短縮する

意外と知られていないのが、料理酒を使うことによって調理時間が短縮できるということ。

料理酒のアルコール作用でほかの調味料の味が食材に入り込みやすくなるのが理由なんですよ。そのため、煮物に役立つのはもちろん、浅漬けを作る際にも使えるすぐれもの!これは、ぜひとも知っておきたい知識ですね。

保存性が高まる

料理酒を加えることにより、料理自体の保存性が高くなるということをご存じでしたか?

料理は放置しておくと、菌やバクテリアが増殖して傷んでしまう原因に。料理酒を使うことで菌やバクテリアの増殖がおさえられ、保存がきくんですよ。

料理酒はなくてもいい?

料理酒に代用できる調味料をご紹介しましたが、レシピから料理酒を省いて作ることも可能です。肉や魚のくさみ消しには、しょうがやにんにくなどの香味野菜、こしょうやカレー粉などのスパイスが役立ちます。コクを出すなら、はちみつやだしの素をプラスしてみてはいかがでしょう。

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