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昆布締めとは?
昆布締めとは、魚の刺身を昆布で包む調理法のことです。もとは富山県の郷土料理で、江戸時代に生まれたとされます。富山湾で獲れる新鮮な魚を日持ちさせるために、北前船に積んでいた北海道の昆布を利用したのがはじまり。
2枚の昆布で刺身をはさむことで、余分な水分が昆布に吸収され、逆に昆布の旨味が刺身に移るのが一番の利点です。いまでは関西を中心に、全国で広く親しまれています。
2枚の昆布で刺身をはさむことで、余分な水分が昆布に吸収され、逆に昆布の旨味が刺身に移るのが一番の利点です。いまでは関西を中心に、全国で広く親しまれています。
昆布締めに使う昆布の種類
昆布は数種類の海藻を指す総称で、全国シェアの9割以上を占める、北海道が一大漁獲地として知られています。明治時代、北海道開拓団に参加した富山県民の大半が、羅臼町に住んでいたため、昔から富山で使われる昆布は羅臼産がほとんど。いまでも羅臼昆布を使います。
かといって、昆布締めには羅臼昆布でなければいけない、という決まりはありません。利尻産や日高昆布でもOK。ただし、乾燥して波打っていることがあります。必ず酒や水などで湿らせて、やわらかく平らにしてから、刺身に密着するように包むのがおいしく作るコツです。
かといって、昆布締めには羅臼昆布でなければいけない、という決まりはありません。利尻産や日高昆布でもOK。ただし、乾燥して波打っていることがあります。必ず酒や水などで湿らせて、やわらかく平らにしてから、刺身に密着するように包むのがおいしく作るコツです。
基本はこれ。「鯛の昆布締め」の作り方
どんな魚でも昆布締めできますが、脂が少なく淡白な味わいの白身魚には、もっとも適した調理法です。スーパーでよく販売している、鯛の刺身を昆布締めにしてみましょう。昆布の旨味が身に移って、安価な養殖鯛でもおいしく味わえます。
昆布締めに合う魚は?おすすめレシピ5選
1. ねっとりしてほどよい歯ごたえ。ひらめの昆布締め
白身の高級魚であるひらめは、身質が硬いのが特徴で、そのため薄造りにします。そんなひらめを昆布締めするレシピ。刺身ではなく柵ごと昆布締めするので、薄造りしてもしっかりした食感が残ります。それでいてねっとりした歯ごたえで、風味と旨味が引き立つひと品です。
2. 濃厚な味わい。サーモンの簡単昆布締め
スーパーで販売されているサーモンの刺身は、ほとんどが養殖のトラウトサーモン。小さな子どもに人気のある、寿司ネタとしても有名ですね。そんなサーモンを昆布締めする、ちょっとユニークなレシピ。意外なおいしさを楽しめますよ。
3. ゆずやすだちの果汁をかけて。あじの昆布締め
日本人の大好きな青魚の代表格、あじを昆布締めにします。青魚は古くなると独特のくさみが出てくるので、酢締めや昆布締めが理にかなった料理。ゆずやすだちなどの柑橘系果汁をかけて食べると、さらにおいしいですよ。
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