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目を見る
お頭付きに魚の場合には、目を見てください。生きている魚の目は艶があり澄んでいますが、死んだあとは白く濁ってきます。
また、目の陥没具合も目安になります。魚の種類にもよるため、あくまでも目安ですが、魚の目を水平から見て、盛り上がっていれば新鮮、平らなら獲れてから1日程度のもの、もし陥没していたら水揚げから2日以上経過している可能性があると言われています。
エラを見る
生きている魚のエラは鮮やかな赤色をしていますが、死んでから時間が経つと、魚の血液に含まれる成分が酸化し、どす黒く変色します。エラには毛細血管が集中しているので、エラを見ると酸化の状態がわかりやすくなっています。
切り身の魚の場合
スーパーで売られている切り身魚の下に、白いスポンジのようなものが敷いてあるのを見たことがあると思います。そのスポンジに魚からにじみ出た血のような汁がいっぱい染み込んでいたら鮮度はよくありません。
さばいてから時間が経過すると、切り身の切り口が丸くなっていきます。切り口がシャキッとしている場合は切り分けてからあまり時間が経過していません。また、切り身は空気に触れることで色が黒っぽく変色しますので、色の状態を見るのも目安になりますよ。
おわりに
「腐っても鯛」についていかがでしたか?やはり「腐ってもマグロ」や「腐ってもフグ」では意味が変わってきますね。強い水圧に負けずグイグイ深い海で泳ぐ強い体をもつ鯛は、栄養価も高い立派な魚。
お刺身や鯛飯、鯛すきなど、おいしい鯛のお料理を食べる際に、今回の記事を思い出して話に華を添えてみてくださいね。
▼食にまつわる《ことわざ》シリーズ!
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