「世界三大スープ」って全部いえる?味噌汁のランク入りはいかに!?

みなさんは「世界三大スープ」とは何かご存じですか?味噌汁は入っているのかな……と思いきや、そもそも三大がちゃんと決まっていないという説もあるんです。では、候補に入っているスープって一体どれなのでしょうか?今回は世界三大スープの謎に迫ります!

世界三大スープとは

「世界三大スープ」って何だか知っていますか?「三大珍味」や「三大美女」等はよく耳にするけど、スープは知らないという方が多いのではないでしょうか?世界三大スープとは一般的には、フランスのブイヤベース、タイのトムヤムクン、中国のフカヒレスープのことを指します。

ところが「我こそが世界三大スープにふさわしい!」と主張する各国のスープが後を絶たず、厳密には3つに絞り切れていないのです……。「世界三大スープ」は本当は4つある、というのが現在での通説です。スープ料理は各国に存在しますから、3つに絞り切れていないのも納得ですが、では三大スープに肩を並べようとするもうひとつのスープって何なのでしょう?

漁師の料理!ブイヤベース

海の男が生んだ、魚介の恵みたっぷりのスープ

ブイヤベースとは、南フランスで愛されてきた伝統的なシーフードメニューです。特にマルセイユあたりでは盛んに食べられています。元来は漁師料理で、漁から戻って市場で売り物にならない魚介類を使って作られました。なんだかおしゃれな感じがする料理なのに、そのルーツは荒々しい海の男の料理だったなんて驚きですね!

鱗を取り除いた新鮮な魚と、エビやムール貝などの具材を、トマト味のスープにハーブで香りを付けながら煮込んだだけで手軽に作れてしまうのがブイヤベース。現在までその作り方で愛され続けている理由ですが、王道のレシピのほかにもさまざまなアレンジがあります。アンコウで作られたスープをアイオリ(ニンニク入りのマヨネーズソース)で香りづけしたもの、ベースにする魚を変えたものなど数多くのアレンジ方法があります。

マルセイユのブイヤベース愛が強すぎる…

ブイヤベースの街、マルセイユには、なんと「ブイヤベース憲章」というものが存在します!ブイヤベースの具材の種類や、作り方などを取り決めるために1980年に制定されました。ブイヤベースの変わらぬおいしさが守られているのには、こんな秘密があったんですね。

ブイヤベース憲章によれば、ブイヤベースには……。

・カサゴ
・白カサゴ
・赤カサゴ
・足長ガニ
・ホウボウ
・マトウダイ
・アンコウ
・西洋アナゴ

上記の魚介類のうち4種類が入っていなくてはいけないそうです。
あなたが最近食べたブイヤベースには入っていましたか?

エスニック感満載!トムヤムクン

辛くて酸っぱい!病みつきな美味しさ

トムヤムクンとは、レモングラスの風味が特徴的なタイの伝統的なスープ。日本人にはあまり馴染みのないクセのある味なので好き嫌いは分かれますが、人気は高く、タイ料理店でも人気メニューの1つですよね。ちなみにこの料理名は、「トム」=煮る、「ヤム」=混ぜる、「クン」=エビのことです。日本では「エビの酸っぱくて辛いスープ」という訳で紹介されているのをときどき目にしますね。

基本的なレシピは、鶏がらスープにレモングラスやヘッドファーンなアドのハーブ類、ナムプリック・パオというタイのチリソースのような調味料、ココナッツミルク等を加えたスープで、エビを煮込んで作ります。最後にパクチーなどをのせれば暑い夏に飲み干したくなるような、酸味と辛味が絶妙にマッチしたスープが完成します。

トムヤムクンの種類

日本では大体どこのお店でも1種類だけですが、トムヤムクンは実は2種類あるんです。それは「トムヤムクンナームコン」と「トムヤムクンナームサーイ」の2種類。

タイ語で「ナームコン」は「濃い水」、「ナームサーイ」は「澄んだ水」を表しています。

タイでレストランに入ると大体のお店が「ナームコン」と「ナームサーイ」に分かれているので、注文した際に「トムヤンクン」だけではお店の人が困ってしまうそうです。

「ナームコン」は、牛乳、ココナッツミルク、ナムプリック・パオ等が使われているのでスープの色が濃く、ややこってりとした味わいになります。「ナームサーイ」では先述の3種類の材料を使用しないのでスープが透き通って、ややあっさりとした味わいに仕上がっています。

コラーゲンたっぷり!フカヒレスープ

食感を楽しむなら断然フカヒレスープ!

日本でも馴染み深いフカヒレスープ。発祥の地は中国です。中国では明の時代からフカヒレを料理に取り入れ始めたそうです。特に潮州(ちょうしゅう)料理ではフカヒレが頻繁に取り入れられています。潮州とは広東省(かんとんしょう)に属する地方のことで、潮州料理の特徴としては

・乾物や魚、塩などを使っている
・旨味を際立たせた塩味
・調理方法は「煮る」ことが多い 

といったことがあげられます。

中華料理だけどフカヒレは日本産が多い!

中国発のフカヒレスープですが、実は産地としては圧倒的に日本産が多いのです。江戸時代には清に向けて「煎海鼠(いりなまこ/いりこ)」「乾鮑(ほしあわび)」「鱶鰭(ふかひれ)」の3品を盛んに輸出していました。これらの海産物の乾物は「俵物(たわらもの)」と呼ばれ、特にこのナマコ、アワビ、フカヒレのことを「俵物三品」と呼んでいました。

日本は数えるほどしかないフカヒレの生産国で、特に気仙沼産のものは有名かつ高級品なんですよ。

フカヒレ自体はおいしくない?

とろみと塩味と旨味がおいしいフカヒレスープですが、実は主役のフカヒレ自体には味がありません!フカヒレは味ではなく、軟骨魚に特有の柔らかなちゅるっとした食感を楽しむものです。調理する際には、乾燥したフカヒレをネギやショウガとともに茹で、さらに蒸したうえで皮を剥き、水にさらします。丁寧にした処理をしたあとに、煮込むとフカヒレ特有の臭みが消え、おいしく食べられるようになるのです。今までフカヒレの味だと思っていたものは、フカヒレにしみ込んだスープの味だったのですね!

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shochang

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