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チャイってどんな飲みものなの?
世界では、お茶をいろいろな呼び名で呼んでいます。
例えば、日本では「チャ」と呼ばれています。イギリスでは「ティー」、フランスでは「テ」、そしてロシアでは「ツァイ」という風に。
そして、インドでは、お茶のことを「チャイ」と呼んでいるのです。
日本で「チャイ」というと、ミルクたっぷりで、甘くて、スパイスが利いている紅茶をイメージしがちですが、現地インドでは、スパイスがたっぷり混ざっているお茶「チャイ」の事を、「マサラチャイ」(Masala Chai)と呼んでいます。
マサラとは、いろいろ混じったという意味で、マサラチャイは、インドで日常的に飲まれている飲み物だそうです。
チャイの魅力に迫ってみよう!
なんといっても、マサラテャイの魅力は、スパイス!そのスパイスの香りが食欲をそそりますね。
インドの人々は、だいたい5〜6種類のスパイスを使うことが多く、シナモン、カルダモン、クローブ、ナツメグ、ローリエ、ショウガなどを混ぜているそうです。わたしも、この6種類でマサラチャイを作った事がありますが、特にローリエが新鮮でした。
また、これらが集まらなくても、この中から2、3種類のスパイスを選んでミックスしてみてくださいね。
できあがったマサラチャイに、ハチミツや、お砂糖を加えると、コクが出ておいしくなるのでおススメです。
クリって何?
突然ですが、『クリ』って聞いたことありますか?
インドでは、チャイが屋台で飲めるのですが、チャイの屋台は街のあちこちに点在しているそうです。そして、クリ(Khuri)と呼ばれる素焼きのカップで飲んでいます。大きさはちょうど、日本酒のぐい飲みほどです。
チャイを飲み終わったら、なんとそのクリは、地面に落とされて割られてしまうのです。使い捨てなのですね。
これは、衛生面と、土に帰すという環境面からそうしているそうなのです。むしろ、屋台にもどしたら、そのまま次のお客に使い回されてしまう事もあるので、『きっちり割る』のが正解なのだそうですよ。
マサラチャイに使う紅茶は
英国式紅茶が紅茶の茶葉を、ポットで蒸らすのに対し、マサラチャイは、鍋で煮出す方法で作ります。
鍋で煮出すので、日本で一般的に飲まれている『リーフタイプ』の茶葉よりも、『CTC』タイプのものがおススメです。
CTCとは、Crash(破壊し)Tear(切断し)Curl(粒状に丸めて成形する)の略で、これら3つの工程を1台の機械で行っています。
CTCの茶葉を鍋で煮出しても、えぐみや雑味はほとんど出て来ないのでおススメです。
産地別でいうと、インドのアッサム、東アフリカのケニアなど、力強くて風味のあるものがミルクやスパイスに負けないので、わたしはよく使っています。
ミルクはどんなものがいいの?
前回のミルクティーの記事でもお伝えしましたが、通常の牛乳で作るのが一般的です。
鍋にミルクを注いだら、沸騰直前に火を止めるのがポイント。
また豆乳で作ると、個性的なマサラチャイができあがります。
おいしいマサラチャイの作り方
材料
・スパイス:シナモンスティック 5cm位細かく砕く
カルダモン 1粒殻を割る
クローブ 3粒
・紅茶:ティースプーン山盛り一杯
・水:60cc
・牛乳:100cc
・グラニュー糖:お好みで
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