ぬるめのお湯で副交感神経に働きかける

38〜40度の少しぬるめのお湯に浸かることは、副交感神経を優位にして、全身をリラックスさせる効果があります。筋肉を弛緩させて疲れをとるほか、質の高い睡眠が期待できるので、就寝前の入浴はぬるま湯にゆっくり浸かるようにしましょう。(※4)

入浴前後は常温の水でしっかり水分補給

入浴前後におろそかにしてしまいがちなのが、水分補給です。塩風呂は通常の入浴よりも体を温め、発汗を促す作用があるので、入浴後だけでなく入浴前の水分補給も重要。おろそかにすると脱水症状を起こす危険性が高くなり、非常に危険です。 また、冷たい水は体の温度を下げるので、できるだけ常温の水か白湯を飲むことをおすすめします。特に入浴後は、せっかく温めた体を冷やしてしまうので、気を付けたいですね。

入浴後のスキンケアは欠かさずに

先ほどから何度も書いていますが、塩風呂の最中は肌を刺激していることになります。入浴後は、刺激された肌をきちんとケアすることが大切です。ただシャワーで洗い流すだけで済ませると、肌荒れの原因になりかねませんので、塩風呂の効果を高めるためにも欠かさずにケアしてくださいね。

塩風呂をおこなう際の注意点

肌が弱い人はパッチテストを

塩風呂は人によっては強い刺激を感じることもあるので、敏感肌や乾燥肌の人は、あらかじめパッチテストをおこなってから入浴することをおすすめします。皮膚疾患がある人は、まず医師に相談してみましょう。 女性は生理の前後などホルモンバランスでお肌が敏感になったりすることもありますので、気になる方はパッチテストをおこなってみてください。

傷がある人は塩風呂を控える

肌に傷があると、塩の浸透圧によって痛みが生じます。強い刺激を伴うことがあるので、塩風呂はおすすめできません。皮膚疾患の方も症状によって効果が変わってしまいますので、心配な場合は医師に相談されるとよいでしょう。
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