なぜ秋に食欲が増すの?「食欲の秋」は脳内物質に左右されていた!

あなたは「食欲の秋」の由来、知っていますか?多くの食材が豊富にそろう秋に、採れたてをその時期にいただこうという昔の人びとの考えが広まり、いつしか「食欲の秋」と呼ばれるようになったんだそう。秋に食欲が増す理由や、それをセーブする方法に迫ります。

2019年9月3日 更新

秋といえば食欲の秋

夏場は夜19時を過ぎても昼間並に明るかったと言うのに、秋が近付くにつれて夕方18時を過ぎる頃には、すっかり日が暮れています。陽が短くなると、いよいよ本格的な秋の到来を感じますね。

海の幸、山の幸、どれを食べてもどう調理してもおいしくて、ついつい食べ過ぎてしまう。これこそが恐るべし「食欲の秋」の仕業……。いつも通りご飯を食べているだけなのに、秋と言うだけでどうしてこんなにも幸福感に満たされるのでしょうか。

思い返してみると、秋になると栗や柿、さつまいもなどたくさんの食材たちが実りを迎えます。でも、秋と言う季節が食欲とどう関係しているのか、まだ謎は解明されていません。というわけで今回は「食欲の秋」の由来について調べてみました。

食欲の秋の由来

スポーツの秋、芸術の秋、睡眠の秋など、春夏秋冬四季のなかで「◯◯の」というフレーズが付くのは秋だけです。ではさっそく、「食欲の秋」の由来について紐解いていきましょう。

食欲の秋の由来については、諸説あります。栗やさつまいも、梨、ぶどう、それからわたしたちの主食となるお米など、多くの食材が旬を迎える秋はいつもより食欲が増す、という考えから「食欲の秋」と呼ばれるようになったんだそう。やがて、それが世の中に広まり人びとの間に浸透し今日に至ります。

今でこそビニールハウス(温室)での栽培は、当たり前ですが、昔は雨の日も夏の暑い日も、耕された畑で農作物を栽培していました。そして、そのときに採れた食材はその時期のうちにおいしく食べるという習慣が根底にあったのだと思います。季節の野菜を採れたてのうちに味わうという、昔の人たちの考えが由来として定着したのかもしれませんね。

なぜ秋になると食欲が増すの?

「食欲の秋」の由来について説明しましたが、次なる疑問はなぜ秋になると食欲が増すのか、ということ。そこには精神状態を安定にするための、ある神経伝達物質が大きく関係していたんです。

セロトニンが関係している

セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれており、満腹感を与えて食欲を抑える働きがあります。(※1)この成分は、日光に当たる時間と比例していて、陽の光を浴びる時間が短いと減り、長ければ増えるのだとか。(※2)

つまり秋は日照時間が短いので、夏に比べて太陽の光を浴びる時間が短く、かつセロトニンの分泌量も減るので、食欲が増えると言われています。

気温の低下も関係している?

寒い環境に身を置くと、脂肪を燃焼して体温を保持しようとします。基礎代謝が上がればその分多くのエネルギーを消費してしまうので、失った分を補おうとして食欲が増すのです。(※2)

空腹は、エネルギー補給を訴える体のシグナルでもあります。ダイエットをするなら冬場が最適、と言われるのもうなずけますね。

涼しくなり夏バテが解消される

暑さによる夏バテで、食欲が減ってしまった方も多いのではないでしょうか。秋に入ると、うだるような暑さから一変、過ごしやすい気温に落ち着くので、本来の食欲に回復することが多いです。よって夏バテが解消されて、食欲が増したように感じるのだと考えられます。
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yuitoss

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