材料なんと2つだけ!箸が止まらない「常夜鍋」の基本とアレンジレシピ

「常夜鍋」をご存知でしょうか?材料はふたつだけと非常にシンプルなのに、一晩中食べたくなるほどおいしいと密かに人気のメニューなんです!タレやしめを変えればバリエーションは無限大。今回はそんな常夜鍋の基本の作り方とアレンジレシピをご紹介します。

常夜鍋って一体なんだ?

常夜鍋、その名前の由来は?

「常夜鍋」は「じょうやなべ」と読むのが一般的ですが、「じょうよなべ」や「とこやなべ」と読むこともあるようです。常夜鍋は、ちり鍋の一種で豚のちり鍋とも呼ばれます。白身魚や野菜などを出汁で煮て、ポン酢しょうゆと薬味をつけていただくのが本来のちり鍋ですね。豚肉とほうれん草や小松菜といった青菜を使ったちり鍋は、毎晩食べても飽きないほどおいしいということから、「常夜鍋」と名付けられました。

謎が多い常夜鍋の歴史と発祥

芸術家であり美食家としても有名だった北大路魯山人。彼について書かれた著書によると、常夜鍋は中国から伝わったとされているようです。魯山人説では、「宵夜鍋」と表記して「じょうやなべ」と読んでおり、宵のうちから食べ始めて夜中まで食べ続けるほどおいしいという意味だといわれています。

ほかに、旧制高等学校(1950年まであった高等教育機関)の寮生が食べたのが始まりだという説もあります。幕末から明治の時代に、西洋人が苦手な生の魚を熱湯につけて火を通して食べたことがきっかけ。魚の身がちりちりと縮む様子から「ちり鍋」が誕生し、魚が豚肉になると毎晩のように食べたいほどおいしい「常夜鍋」と呼ばれるようになったという説もあります。

さまざまな説がありますが、いつから常夜鍋が食べられるようになったのか、どのように広まったかなど、はっきりしたことは分かっていません。

基本の常夜鍋の作り方

夜中まで食べてしまうほどおいしいといわれる常夜鍋。どんな味なのか気になりますよね。それでは、実際に常夜鍋を作ってみましょう。一度作れば、もうレシピいらずで作れちゃうほど簡単なので、ぜひ試してみてくださいね。

基本食材はシンプルに、薄切り豚肉とほうれん草だけです。ほうれん草はそのまま使っても十分おいしいですが、エグミやアクが出やすいので気になる場合は軽く下茹でしておくといいでしょう。昆布と日本酒と水を入れた鍋を沸騰させたところで、豚肉とほうれん草を入れたらもう出来上がり!ポン酢につけて、薬味と一緒に召し上がれ。

人気の常夜鍋レシピ

簡単で失敗しらずのおいしさ、常夜鍋。シンプルな材料と調理法ゆえに、アレンジやひと工夫をしやすいことも特徴ではないでしょうか。ここからは人気の常夜鍋レシピをご紹介します。

ケンタロウさんの常夜鍋

人気料理研究家のひとり、ケンタロウさんの絶品タレでいただく常夜鍋のレシピです。
大根おろしにしょうゆ、ごま油、オイスターソース、いりごまを加えただけという、こちらも簡単なレシピですよ。ごま油でパンチを効かせるため食欲をそそりそうですね。男性にも人気のある味です。タレがおいしいので、最後までお箸が止まらずに食べられそうです。ポン酢の味に飽きたら、ぜひお試しください。

4つの具材×2つのタレ

基本の具材である豚肉とほうれん草に、わかめと長ネギをプラス。新しい食感が楽しめますよ。タレは2つ用意します。ひとつはネギとニンニク、ショウガを入れて、コチュジャンと粉トウガラシで辛味を加えた食欲の進むピリ辛タレです。もうひとつは、練りゴマと鶏ガラスープで作る味わい深いタレ。交互にいただけば、名前通りもうお箸が止まりません。締めは讃岐うどんに塩とブラックペッパーを入れていただくのがおすすめです。おいしい出汁が出たスープも、最後まで残さず楽しめますね。

蕎麦つゆ仕立ての常夜鍋

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