おいしく作るポイント

Photo by 稲吉永恵

極寒の地域や季節に作らないと、大根にカビが生えるおそれがあります。必ず晴天の日に干すようにし、雨天や曇天の日は冷凍庫で凍らせておくのが失敗しないポイント。夜は冷凍庫に入れ、日中の陽が当たる時間に干すとスムーズに乾燥します。

大根の厚みはお好みで変えてください。厚ければ厚いほど食べたときのジューシーさが増しますが、乾燥するまでに時間がかかります。薄くすれば、その分時間を短縮できますよ。

大根をザルに並べて外に干す場合は、虫が寄ってくるため、ザルを被せるか干し網に入れて干すなどするといいでしょう。

凍み大根の簡単活用レシピ3選

1. じんわり染み込む。凍み大根の煮物

Photo by 稲吉永恵

調理時間:30分(※水で戻す時間は含みません)

凍み大根の定番メニューと言えば、煮物。じんわり煮汁が染み込み、食べるとじゅわっと甘味と旨味が広がります。凍み大根から甘味が出るため、砂糖は不要。大根そのものの奥深い甘さを楽しんでくださいね。凍み大根でぶり大根を作ったり、手羽先や豚バラ肉と煮込んだりしてもおいしいですよ。

材料(2人分)

・凍み大根……6個
・にんじん……1/2本(70g)
・しいたけ……6本
・こんにゃく……150g
・厚揚げ……120g
・昆布……10g
・しょうゆ……大さじ3杯
・サラダ油……小さじ1杯

作り方

1. 凍み大根は6時間ほど水で戻し、戻し汁は600ccとっておく(急ぐ場合は、ぬるま湯で2時間ほど戻す)

2. にんじんは乱切り、しいたけは半分に切り、厚揚げは4等分にする

3. 昆布は水で戻してから結び昆布にし、こんにゃくは手綱こんにゃくにして下ゆでする

4. 鍋にサラダ油をひき、中火でにんじん、しいたけ、こんにゃくを炒める

5. 油がまわったら、凍み大根の戻し汁を入れ、凍み大根と厚揚げを加える

6. しょうゆを入れて、弱火で20分ほど煮込む

7. 味が足りない場合は、しょうゆで調えてできあがり

2. 甘さ引き立つ。凍み大根のポトフ

Photo by 稲吉永恵

調理時間:20分(※水で戻す時間は含みません)

凍み大根は、スープやおでんにすると絶品。大根からだしが出るため、コンソメやだし汁は必要ありません。凍み大根がスープを吸ってふわふわになりますよ。生の大根よりも火が通りやすいので、水で戻してしまえば煮る時間は短いです。

材料(2人分)

・凍み大根……6個
・キャベツ……1/4玉(300g)
・ウインナーソーセージ……2本
・にんじん……1/4本(50g)
・塩……小さじ1/2杯
・こしょう……適宜

編集部のおすすめ