目次

小見出しも全て表示 閉じる 開閉

発災後3日間におすすめの非常食

災害発生から3日間は口にするのものが炭水化物ばかりになりがちです。「主食+主菜+α(副菜など)」を意識しつつ、普段の生活で食べ慣れているものを中心に非常食を用意するようにしましょう。

ガスコンロやIHクッキングヒーターなどの熱源を用意しておけば、温かい食品が食べられます。アルファ米やレトルト食品を温めて食べると、それだけでも心が安らぎ、気分が落ち着きますよ。(※1,6)

非常食を選ぶときのポイント

  1. 食べ慣れたおいしいものを選ぶ
  2. 常温・長期保存可能なものを選ぶ
  3. ゴミが少ないものを選ぶ
  4. 調理がいらない・そのまま食べられるものを選ぶ
  5. 食器がいらないものを選ぶ
  6. 非常食のコストは1食300円前後を目安にする
  7. 家族の事情を意識する

食べ慣れたおいしいものを選ぶ

非常食は普段食べ慣れているもの、おいしいものから選ぶのがポイント。緊急時には心身に大きなストレスがかかるため、食べ慣れていないものやおいしくないものを食べるのに苦労します。

非常時に食べるものだからこそ、家族が好みそうなものや、おいしさに定評のあるものを選ぶようにしましょう。気になる場合は、商品の情報をネットのレビュー・口コミなどで調べてから購入するといいですね。

常温・長期保存可能なものを選ぶ

「非常食・災害食」と銘打たれているものは大抵長期保存が可能ですが、保存期間は商品によってまちまちです。賞味期限1年間のものもあれば、保存期間が5年間のものもあります。なかには25年間保存可能なものもありますよ。

保存期間が長いほど買い換えの機会を少なくでき、安心感が増すので、商品購入の際は保存可能期間についても注目しましょう。(※7)

ゴミが少ないものを選ぶ

災害時には生活ゴミ以外にも「災害ゴミ」や「災害がれき」など、大量の破棄物が発生します。そのためゴミの処理が追いつかず、通常通りにはゴミを出せなくなるおそれが。 非常食を選ぶ際は、なるべくゴミが少なくなるよう、食べたあとにコンパクトに折りたためるものを選ぶと安心です。

また汁気が多いものばかり備蓄すると、タレや残り汁の処分に困ることも。 せっかく非常食を備蓄しても災害時に後悔したくはないですよね。非常食を備蓄する際は「ゴミがどれくらい出そうか」という点にも意識を配りましょう。(※8)

調理がいらない・そのまま食べられるものを選ぶ

災害時にはガス・水道・電気などのライフラインが制限されるため、水が十分に手に入れられない、お湯が沸かせないといった事態も起こりえます。そんなときのためにも、缶詰タイプの商品を備蓄しておくと安心です。

またアルファ米やフリーズドライ食品の一部には、水・お湯なしで食べられるものもありますよ。

食器がいらないものを選ぶ

非常食のなかにはパッケージをそのまま器にできたり、カトラリーが付属していたりするものがあります。それらをストックしておけば、いざというときに食器なしでも食べられるので便利ですよ。備蓄品のなかにいくつか混ぜておくと安心です。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ