ライター : myan3

日本野菜ソムリエ協会認定野菜ソムリエ / フードアナリスト

豊富な果汁が溢れ出す「セミノール」

「セミノール」という果物をご存知でしょうか。見た目はみかんのようですが、甘みと酸味が強く濃厚な味わいで、溢れ出てくる果汁の多さが特徴です。 重さは1個、150グラム〜200グラムあり、果皮は赤みがかった鮮やかなオレンジ色で、表面はつるっとした光沢感があります。

アメリカ生まれの柑橘類

ミカン科ミカン属タンゼロ類という柑橘類の一種で、ダンカングレープフルーツとダンシータンジェリンを掛け合わせて生まれた、アメリカの品種です。 ※ダンカングレープフルーツとは、現在出回っているグレープフルーツの原種と言われており、種が多く、甘みより酸味が強め。品種改良前のグレープフルーツと言われています。 ※ダンシータンジェリンとは、濃いオレンジ色をした香りが強いミカン属の柑橘類。アメリカで育てられたオレンジです。

日本の主な生産地と旬の時期

日本へは1955年(昭和30年)に取り入れられ、現在大分県、和歌山県、三重県で主に生産されています。 収穫時期は、3月下旬から4月上旬。酸味が強いため、一旦倉庫などで保存し、酸味を抑えてから出荷されるそうです。関西地方で多く出回り、スーパーなどの店頭には4月中旬〜5月中旬ころに並んで、ちょうど食べ頃になったセミノールを購入することができます。

セミノールの食べ方

スマイルカット

果汁が多いため、包丁で食べやすい大きさに切って食べるのがおすすめです。スマイルカットとは、いわゆるオレンジやスイカを食べる時にカットする切り方です。皮と身がはがれにくいため、間に切り込みを入れておけば、食べやすくなりますよ。また、薄皮ごと食べることができます。

半分にカット

半分に切り、スプーンなどですくって食べれば、手を汚さずにいただくことができます。スマートな食べ方になりますね。

ゼリー

セミノールはぜりーにしてもオススメ。爽やかな酸味があと引くおいしさですね♪

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