目次
氷を食べたくなると危険?「氷食症」とは
氷食症とは、氷や凍らせたものを食べずにはいられない……という症状を指します。髪や金属など、食べ物でないものを食べるという「異食症」のひとつです。
氷食症の定義ははっきりとしていないものの、毎日のように大量の氷を食べるという状況が2か月以上続くという特徴があります。氷をガリガリと食べることによって歯がかけたり、お腹の調子が悪くなったりするおそれも。氷食症はとくに思春期の女性や妊婦、授乳婦に多く見られる症状です。(※1,2)
氷食症の定義ははっきりとしていないものの、毎日のように大量の氷を食べるという状況が2か月以上続くという特徴があります。氷をガリガリと食べることによって歯がかけたり、お腹の調子が悪くなったりするおそれも。氷食症はとくに思春期の女性や妊婦、授乳婦に多く見られる症状です。(※1,2)
あなたは大丈夫? 氷食症チェック
チェックリスト
- 一日に大量(製氷皿ひと皿以上)の氷を食べる
- 2か月間にわたり、毎日大量の氷を食べ続けている
- 暑さを感じていなくても、氷を食べたくなる
- 冷たい氷を食べ続け、下痢になっている
- 硬い氷を噛み続け、歯に痛みを感じている
氷食症の疑いがある方は、上記のチェックリストを確認してみましょう。1や2のように、大量に氷を食べる習慣がある方は、氷食症を疑ってみたほうがいいかもしれません。(※1,2)
氷食症の原因
鉄欠乏性貧血
なぜ氷食症になるのかはハッキリと解明されていませんが、原因のひとつが鉄欠乏性貧血(鉄不足による貧血)です。鉄不足により自律神経が乱れると、体温調節機能が異常をきたす場合があります。その際に「口の中が熱い」と感じて、氷を食べたくなることがあると考えられています。
また、舌にある味を感じる器官の「味蕾(みらい)」が変化して、氷食症が引き起こされるという説もあります。(※1,2)
また、舌にある味を感じる器官の「味蕾(みらい)」が変化して、氷食症が引き起こされるという説もあります。(※1,2)
強い精神的ストレス
鉄欠乏性貧血が原因でない場合は、心理的なストレスによって氷食症が引き起こされているおそれが。ストレスを感じると、何度も同じ行動を繰り返さずにはいられないという「強迫性障害」の発症により、氷を食べ続けることがあります。
また、氷食症に加えて、拒食・過食といった行動が同時に見られる場合もあるようです。(※1,3)
また、氷食症に加えて、拒食・過食といった行動が同時に見られる場合もあるようです。(※1,3)
氷食症を放っておくとどうなる?
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。