本当の意味での「食育」を考える

時間に追われている私たち。全てを完璧にできるわけではないけれど、子どもが本当にしてほしがっていることを見極めながら、「食育」をしていくことも重要ではないかと思います。

私たちにできること、実践したいこと

頑張りすぎない

何も毎日手の込んだ食事を作るだけが「食育」ではありません。たまにはスーパーのお総菜を買ってきたっていいんです!  大事なのは子どもと顔を合わせて、1日の出来事を話しながら食事をすること。楽しい食事の記憶は、きっとあなたの子どもに食の持つ力を教えてくれるはずです。

食事を一緒に作る

子どもって何でもチャレンジしたがりませんか? 「うちの子にはまだ無理……」「後片付けが大変なことになりそう……」その気持ち、よく分かります!  でも、「食育」に興味があるなら、ぜひ一緒に食事を作ってみてください。

料理のお手伝いで感謝の気持ちを育む

初めは簡単なことでいいんです。ハンバーグの形を作ってもらったり、手巻き寿司をしてみたり。経験していくうちに、だんだんと「ご飯を作るのは楽しいけど、毎日は大変そう」という気持ちが芽生えていくはず。 毎日の食事を用意してくれているあなたや、学校の給食のおばさん、おばあちゃんなどに感謝の気持ちを持ってくれる日が来るのも、そう遠くないのではないでしょうか?

大事なことを伝える

「好き嫌いをするのはいけないこと」「食事を残すのもいけないこと」「食事中はお行儀よくするのがマナー」など、昔からの教えと「食育」は繋がっています。 でも、ただ「好き嫌いをしてはいけません!」と言っても、子どもには伝わりにくいですよね。子どもだからといって曖昧にするのではなく、理由をしっかり伝えるのも私たちができる「食育」です。 具体的には「牛乳が嫌いだからって残していると、○○君の骨が育たないんだよ」だったり「農家の人たちが1年かけて作ってくれたお野菜なんだよ」など、普段の食事の中でも背景が見えると、子どもも理解しやすいのではないかと思います。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ