おいしく活用！スイカの皮の漬物

Photo by 小嶋絵美

調理時間 40分

スイカは塩をかけると甘みやみずみずしさが引き立つ果実です。皮も塩を使って漬物にするとおいしくなります。濃い緑色の外皮をむけば、青臭さもなく食べやすいです。

このレシピはうす味なので、なるべく早めに食べ切るのがおすすめです。もちろん、味や保存性を考慮して、お好みで塩や酢の分量を増やしても構いません。

材料

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スイカの皮 300g
塩小さじ1
酢小さじ1

※今回使用したスイカの皮300gは、大玉スイカの1/8カットが目安です。大きさや皮の厚さなどに合わせて、調味料の量は調整してください。

栄養を無駄にしていませんか？スイカの皮の驚くべき力

スイカの皮は食物繊維やミネラルが多く、利尿作用も高いとされています。（※1）
スイカの皮に含まれるアミノ酸の一種「シトルリン」は疲労を軽減します。（※1）
果肉にはリコピンが含まれ、できるだけ残さず食べることで抗酸化作用も期待できます。（※2）

作り方

1.スイカの固い外皮をむく

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ピーラーで濃い緑色の固い外皮をむきます。外皮以外はやわらかく、すべて食べられます。写真右のようにうす緑色のところまでむけば、大丈夫です。

【ポイント】
包丁よりもピーラーを使ったほうが、うすくきれいに外皮がむけて、可食部も多くなります。

2.スイカの皮を食べやすく切る

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スイカの皮を幅3～4cm、厚さ5mmほどに切ります。やや厚めに切った方が、漬物にしたときに食感が良くなります。

3.調味料を和えて漬ける

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清潔な保存容器に2と塩・酢を入れて和えます。蓋をして冷蔵庫で30分以上漬けます。味を見て、お好みで塩・酢を足してもOKです。

このレシピはうす味なので、お好みで塩・酢の分量を調整してください。

保存方法と日持ち

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スイカの皮の漬物は必ず冷蔵保存をして、早めに食べ切りましょう。味や食感を損なうため、冷凍保存は向きません。

塩分濃度3～5％ほどでもあまり日持ちしないとされています。この記事で紹介したレシピの塩分使用量はスイカの皮に対して2％程度です。我が家では冷蔵保存で、1～2日以内を目安に食べ切るようにしています。

作り置きをする場合、塩を増やしてもいいでしょう。調理の際はしっかりと手を洗い、清潔な保存容器を使用することも大切です。（※3）

保存のポイント

冷凍はNG！冷蔵保存は可能
1〜2日以内が目安、できるだけ早く食べ切る

スイカの皮は漬物にしておいしく食べよう！

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スイカの皮は青臭く食べにくいイメージがあるかもしれませんが、濃い緑色の外皮をむけば、おいしく食べられます。きゅうりや白菜のように漬物にすれば、ぽりぽりの食感とスイカならではの甘みも楽しめます。赤い果肉が少し残った皮を使うと、赤から薄緑色へのグラデーションもきれいです。

家族に食べてもらったところ、大人も子どもも「ぽりぽりの食感が、きゅうりに似ている」「臭みはなく意外においしい！」と好評でした。スイカは捨てる部位がとても多い食材ですが、無駄なく使うとその分節約になり、生ごみも減らせます。漬物以外だとピクルスにしたり、スープの具材にしたりもできますよ。ぜひ、活用してみてくださいね！

【参考文献】

※1 書籍「捨てないレシピ」（小嶋絵美著/サンクチュアリ出版）

※2 書籍「からだにおいしいフルーツの便利帳」（三輪正幸/高橋書店）

※3 自家製の漬物をつくるときに気を付けることはありますか？【食品安全FAQ】|食中毒に関すること|東京都保健医療局

（2025/07/10参照）