ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

メレンゲが泡立たない…!こんなときどうすればいい?

Photo by Raico

お菓子作りをしていて、手こずるのがメレンゲ。「混ぜてもうまく泡立たない…」「どうすればしっかり泡立つの?」と苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか。この記事では、メレンゲが泡立たないときの復活方法や再利用方法、泡立たない原因や対処法をご紹介します。しっかりとしたメレンゲを作れるように確認しておきましょう!

メレンゲが泡立たないときの3つの対処法

1. 冷蔵庫で30分ほど冷やす

卵白の温度が高いときや夏場をはじめ室温が高い場合は、メレンゲが不安定で泡立ちにくい場合があります。その際は泡立たないメレンゲが入ったボウルにラップをして、冷蔵庫に入れて30分ほどしっかり冷やしてみてください。再度泡立てるとメレンゲが泡立つことがあります。

また室温が高い夏場は、ボウルの底を氷水で冷やすことで卵白の温度が上がるのを防げ、泡立ちやすくなりますよ。ただし、卵白が入ったボウルに水が入らないように注意してくださいね。

2. 湯煎で温める

「冷蔵庫で30分ほど冷やす」対処法をおこなっても泡立たない場合は、湯煎で温めて作る「スイスメレンゲ」を試してみてください。スイスメレンゲはマカロンやサクサクのメレンゲクッキーを作る際に使うものです。

まず卵白に砂糖を加えてから湯煎で50度まで温めます。温まったら湯煎から外して温かいうちに泡立てましょう。もこもこと泡立ってくるはずですよ。

3. 再度泡立ててみる

メレンゲの泡立てる時間が短すぎるとしっかり泡立ちません。泡立たない理由として、泡立て時間が足りない場合があるため再度泡立ててみてください。また泡立て器を使って手動でおこなうと、10〜15分泡立てたとしても人によってはなかなか泡立たない場合があります。ハンドミキサーを利用するほうが楽に、よく泡立ちますよ。

復活しないとき、泡立たないまま使うとどうなる?

泡立たないままメレンゲを使うと、ケーキ生地がふっくら膨らまなかったり、ふわふわ食感にはならず生地が締まった硬い食感になったりします。シフォンケーキやスポンジケーキはふわふわとした軽い食感が魅力ですが、高さが出ず目が詰まったような状態やずっしり重い状態に。食べてみるとボソボソしたりムチッとした引きの強い食感になったりして、残念な仕上がりです。

泡立たないメレンゲは再利用するのがおすすめ

Photo by macaroni

メレンゲの効果でふっくら膨らますケーキ類ではなく、クッキーのような焼き菓子にすると食感や口当たりが気にならず楽しめますよ。

泡立たなかったメレンゲは、再利用してクッキー「ラングドシャ」にするのがイチオシです。ラングドシャは卵白と砂糖、小麦粉などを使う簡単クッキーなので、問題なくおいしく作れますよ。また同じく卵白を使う焼き菓子「フィナンシェ」に挑戦するのもおすすめです。

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