フライパンでおいしくお米を炊くコツ

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よりおいしくフライパンでお米を炊くためには、いくつかおさえておきたいポイントがありますよ。

フライパン炊飯のコツ

  1. フッ素樹脂加工のフライパンを使う
  2. ざるで水切りしたまま長時間置かない
  3. 強火→弱火へのタイミングを厳守する
  4. 炊く前の浸水と、炊いたあとの蒸らしの時間は適切に
お米を上手に炊くためには火加減の調整が欠かせませんが、焦げつきにくいフッ素樹脂加工のフライパンなら失敗が少なく扱いやすいのでおすすめです。沸騰したあと弱火にするタイミングを逃さず、炊飯時間はしっかり管理しましょう。うっかり強火のままだと吹きこぼれたり焦げたりしてしまうため、注意が必要です。

またお米を研いだあと、ざるで水を切ってそのまま長時間置いておくのはNGです。お米の表面が乾燥するとひび割れてしまうことがあり、炊き上がりに影響する可能性が。ふっくらおいしく炊き上げるための重要なポイントは、炊く前の浸水と炊いたあとの蒸らしにあります。蒸らし終わったら忘れずに混ぜておくことも、お米をベタッとさせない大事な作業です。

フライパンで炊くご飯のアレンジレシピ

フライパンでも炊飯器に負けないくらい絶品の白米を炊けることはもちろんのこと、さらに得意なのはアレンジご飯。具材や水分量のバリエーションで、いくつものレシピが生まれます。

ピラフ

魚介や肉、野菜など、好みの材料を使ってひと品でごちそうが完成するピラフ。フライパンなら、先に炒めたい具材があってもそのまま使えるため、洗いものが少なく済むので効率的ですよね。スパイスを効かせたカレーピラフもおすすめです。

炊き込みご飯

出汁がおいしい和風の炊き込みご飯も、フライパンで難なく炊くことができます。醤油を使う場合は焦げないよう、より一層火加減に注意が必要ですが、うっすらできた「おこげ」もまた絶品です。

リゾット

たっぷりのスープで生米からアルデンテに炊き上げる本格リゾットも、フライパン炊飯の応用編でトライできるレシピ。先にお米を炒めてオイルコーティングすることが、おいしく仕上げるポイントです。

アウトドアや災害時にも活用!フライパン炊飯術

フライパン炊飯のもうひとつの大きなメリットは、電力を必要としないこと。カセットコンロや炭火などの火力さえあれば、アウトドアでも、災害時やトラブルなどの停電時でも、温かいご飯を炊くことができます。

ただし火を使うため、安全の確保が最優先。フライパンを安定して置ける場所選びは慎重にしましょう。

・まわりに燃えやすいものがないこと
・ぐらつかず、平らであること
・風の影響を受けにくいこと

通常、屋外で使用する場合は、地域や自治体などで許可されていることが大前提ですが、もしもの有事や災害時に、限られた道具で工夫できたら心強いですよね。フライパン炊飯もそんな、知っておくと便利なテクニックです。
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