ライター : kachi

食生活アドバイザー / 調理師

フライパンでお米を炊くために必要なもの

おいしくお米を炊くためにあると便利な炊飯器ですが、キッチンにどーんと鎮座し場所を取ってしまうことも……。そこで活躍してくれるのがフライパンです!ちょっと深さのあるフライパンはまさに万能調理器具。焼いたり炒めたりするだけでなく、お米をおいしく炊き上げることも可能なんですよ。この記事では、フライパンを使っておいしくお米を炊く方法をご紹介します。

まずは、さっそく必要な道具や材料を見ていきましょう。

準備するもの

  1. 直径22cm程度、深型で蓋があるフライパン
  2. 米(2合)
  3. 水(360〜400cc)
  4. 計量カップ
  5. タイマー
ここでは、お米を2合炊く場合の準備をご紹介しています。量を増減する場合は、目安としてお米の重量の1.2倍ほどの水が適量です。1合(約150g)なら、水は180〜200cc程度、仕上がりのお好みに合わせて調整してみてくださいね。もし計量カップがない場合でも、重さを量ることができればお米と水の量を決められますよ。

しっかり蒸らすため、フライパンには蓋が必須です。蒸気を逃す穴があるものは、楊枝やアルミホイルなどで穴を塞いでおきましょう。おすすめは、中の様子が確認できるガラス製の蓋。炊飯時間や蒸らし時間を計るためにタイマーがあると便利ですが、時間が分かるものなら時計やスマートフォンでもOKです。

フライパンでお米を炊く基本の手順

ステップ1:お米を研いで浸水させる

Photo by macaroni

最初は特に吸水しやすいため、サッとかき混ぜ素早く水を捨てましょう。次に、少なめの水でやさしく洗い、すすぐようにさらに水を加えてから白濁した水を捨てます。これを2〜3回繰り返します。

洗い終わったお米はしっかり浸水させます。夏は30分、冬は60分程度が目安です。

ステップ2:火加減を調整して炊く

Photo by macaroni

蓋をしたフライパンを強火にかけ、沸騰してブクブクと泡や湯気が出てきたら弱火にして約10分ほど炊きます。

火加減のポイントは?

一度沸騰したあとは、弱火に調整して炊くことがポイントです。フライパン炊きの楽しみでもある「おこげ」を作りたい場合は、火を止める直前に10秒ほど強火にすると上手くできますよ。

ステップ3:蒸らして完成

Photo by macaroni

火を止めて、蓋をしたまま10分ほど蒸らします。十分に蒸らしたら蓋を開け、フライパンの底からふんわりと混ぜて完成です。

蓋を開けるタイミングは?

しっかりと蒸らすことが、フライパンで炊いたお米をおいしくする重要なステップ。芯が残ることなく、ふっくらと仕上がります。蒸らし終わったら蓋を取り、お米を潰さないようさっくりと混ぜて余分な水分を飛ばしておきましょう。
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