ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

梅干しを作ったら、ジップロックが溶けてしまった……

Photo by 稲吉永恵

梅干しはジップロックで作るととても簡単です。ただ、梅干しによってジップロックが溶けてしまうのではないかと心配になる方も多いのではないでしょうか

この記事では、10年以上梅干し作りを続ける筆者がジップロックで梅干しを作ると溶けてしまうのかどうかを詳しく解説します

ジップロックで梅干しを作るメリット

ジップロックで梅干しを作るとさまざまなメリットがあります。わざわざ樽や重石を準備する必要がなく、容器を消毒する手間もありません

また梅全体に梅酢を浸しやすいため、カビが生えにくいという点もうれしいポイント。さらに少量の梅も漬けやすいですよ。

初心者の方や少しだけ梅干しを漬けたい方にぴったりです。

ジップロックが溶けると言われる理由

ジップロックが溶けると言われる理由

  1. 梅干しの有機酸によるもの
  2. 熱や保存環境によるもの
  3. 密閉性によるもの

1. 梅干しの有機酸によるもの

梅干しには有機酸が含まれています。一般的に梅干しの酸は金属やアルミ素材と相性が悪く、梅干し作りに金属製の容器を使うと溶けて穴が開いたり錆びたりするおそれがあるため注意が必要です。

そのため、梅干しの有機酸に反応してジップロックが溶けるおそれがあると言われているようですよ。

2. 熱や保存環境によるもの

梅干しをジップロックに入れて保存する際、直射日光が当たる場所や高温になる場所に放置すると、ジップロック内の食材の品質変化によって膨張したり溶けてしまったりすると言われています。

3. 密閉性によるもの

ジップロックの口をしっかり閉じていなかったり梅干しの種が当たって穴が開いたりしたことで液体が出てしまい、ジップロックが溶けたと勘違いしてしまう可能性があります。

編集部のおすすめ