ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

ぶどうの表面に付いている白い粉は何?

Photo by 稲吉永恵

ぶどうの表面に白い粉が付いていて、「カビが生えている?」「農薬かもしれない…」と不安になる方がいるのでは?この記事では、野菜ソムリエが白い粉について詳しく解説します。食べても安全なのか、食べる前に洗い落とすべきかなどさまざまな疑問を解決しますよ♪

白い粉の正体は「ブルーム」という天然成分!

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ぶどうの皮の表面に付く白い粉は「ブルーム」という天然成分。ぶどう自身から出る物質で、病原菌から身を守ったり鮮度を保ったりするために作り出しています。ブルームは収穫して日が経つと落ちるので、しっかり付いているのは新鮮な証拠です。鮮度が高くおいしいぶどうを選ぶなら、全体がブルームに覆われていものがよいですよ。

白い粉(ブルーム)が持つ役割

  1. ぶどうを守る役割
  2. 白い粉がついているものが新鮮な証拠

ぶどうの白い粉は洗い落とすべき?食べられる?

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ぶどうに付いているブルームは、洗い落とさずにそのまま食べてOKです。もちろん、気になる場合は洗い流してから食べてくださいね。激しく洗ったり強くこすったりする必要はなく、やさしくサッと洗うようにしましょう。

ぶどうのブルームを洗うなら、食べる直前がポイント

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ブルームを洗うときは、食べる直前に洗います。ブルームはぶどうの鮮度を保つ役割があるため、洗ってから保存すると鮮度が落ちやすいです。保存の際はブルームをなるべく取らないようにすることが大切。食べるときにサッと洗い流すのがポイントですよ。

ぶどうの白い粉は鮮度を保つ役割があった!

ぶどうに付いた白い粉は、新鮮なぶどうを選ぶ際に目安となる物質です。鮮度を保つ役割もあるためこすって洗う必要はなく、食べる直前にサッと全体を洗い流す程度で構いません。これまで気になってブルーム付きのぶどう避けていた方は、ぜひ白い粉がしっかり付いているものをチョイスしてくださいね。

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