ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

ぶどうは上と下とで甘さが違う?

Photo by 稲吉永恵

普段ぶどうをどの部分から食べるか意識していないかもしれません。実は場所によって甘さが違うことをご存知ですか。ぶどうは、上の部分と下の部分では甘さが違うという特徴があります。この記事では、ぶどうが上と下とで甘さが違うかどうかを野菜ソムリエが解説!ぜひ参考にしてください。

ぶどうは房の上の部分が糖度が高い!

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ぶどうは、一般的に房の上の枝に近い部分が糖度が高いです。その理由は、房の上部分のほうが、しっかりと日に当たるから。ぶどうが熟していく順番も、房の上部分から先端に向かっていきます。つまり、ぶどうは肩のほうが先端よりも甘く、下にいくほど甘味が薄くなったり酸味が感じられたりするという特徴があるんです。

ぶどうを最後までおいしく食べるなら下から上へ!

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ぶどうを最後までおいしく楽しむには、房の先から上の肩の部分に向かって食べるのがおすすめです。味が濃いものを食べてから薄いものを食べると、なんだか物足りなさを感じますよね。それと同様に、糖度の高いほうをあとから食べたほうが、ぶどうを最後までおいしく食べられますよ。

プロ直伝。ぶどうをおいしく食べる秘訣

  1. 鮮度を保つ白い粉(=ブルーム)が付いているため、食べる直前に洗う
  2. 房の先端部分から上の肩の部分に向かって食べる
  3. 冷やしすぎると甘みを感じにくくなるため食べる直前に30分ほど冷蔵庫で冷やす

ぶどうの甘い方をチェックして最後までおいしく食べよう

ぶどうは房の上のよく日が当たる部分が特に甘いです。食べるときは、甘くないほうから甘いほうに向かって食べるようにすると、最後まで満足感のある食べ方ができますよ。

またぶどうをおいしく食べるには、洗い方や冷やし方にもポイントがあります。ぶどうは水気に弱いため、食べる直前に洗って鮮度もおいしさもキープして楽しみましょう!

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