ライター : 鎌上織愛

幼児食アドバイザー、グルメ旅ライター、お土産コンシュルジュ

激レアフルーツの「マンゴスチン」

Photo by okamagami

コストコでは、旬に合わせて世界各地のフルーツを販売しています。筆者も、その時期ごとにどんなフルーツが青果コーナーに並ぶか楽しみにしているひとり。そんななか、初夏に手にしたのが「マンゴスチン」です。

実は2023年8月から熱処理されていないフレッシュな「マンゴスチン」の輸入が解禁され、コストコでも昨年に引き続きタイ産のフレッシュな「マンゴスチン」がお目見えしました。

近所のスーパーはもちろん、百貨店の青果コーナーでも見かけることの少ない激レアな生の「マンゴスチン」。この記事では、食べ方やおいしさなどを詳しくレビューしていきますよ。

コストコ「マンゴスチン」の特徴は?

Photo by okamagami

「マンゴスチン」は、東南アジアを中心に生産されているフルーツのひとつ。品のある外観とジューシーな味わいから、王族や貴族に愛されていたという歴史があります。「マンゴスチン」は「果物の女王」と呼ばれており、マンゴー、チェリモヤ(別名:シャカトウ)と合わせて世界三大美果の1つとされています。

「マンゴスチン」は栽培方法が確立されていないため、国産はありません。以前から冷凍された「マンゴスチン」は通年輸入されていましたが、冷凍されていないものは害虫駆除のため蒸気による熱処理が必要でした。それが2023年8月から皮に傷がないものは新鮮なまま輸入できるようになり、より新鮮な「マンゴスチン」を食べることができるようになったのです!

「マンゴスチン」の旬は5月〜8月にかけて。日本での食べごろは5〜9月といわれており、コストコでもこの旬の時期に生のフレッシュな「マンゴスチン」が倉庫店に並びます。青果店でもなかなかお目にかかれないため、非常に希少価値の高い商品ですよ。

「マンゴスチン」と「ライチ」の違いは?

「マンゴスチン」と同じく南国のフルーツで、見た目や味わいが似ている「ライチ」は、夏にスーパーや青果店でよく見かけます。ゴツゴツした見た目が似ていますが、実際にはまったく異なるフルーツです。

「マンゴスチン」は上品な甘酸っぱさと果実に弾力があり、「果実の女王」とも呼ばれるほど、おいしいことで知られています。「マンゴスチン」の皮は紫〜黒色で厚く、頭についている4枚のヘタは、まるでティアラのようでかわいらしい見た目です。

一方で、「ライチ」はジューシーな味わいでみずみずしく、中国の楊貴妃が愛したことでも有名です。「ライチ」の皮は赤色で薄く、トゲトゲしています。ごくわずかですが、国産の「ライチ」も存在し、宮城県や鹿児島県、沖縄県で栽培されていますよ。

「マンゴスチン」の選び方は?

Photo by okamagami

新鮮でおいしい「マンゴスチン」を選ぶポイントは、以下の4つです!

皮が濃い赤紫色のもの

「マンゴスチン」の皮の色は濃い赤紫色です。時間が経つと黒っぽく変色していくので、皮の色にも注意しましょう。

弾力があるもの

「マンゴスチン」の皮は、時間が経つと乾燥してカチコチに硬くなり鮮度が落ちてしまいます。手で軽く触ったときにみずみずしさや弾力を感じるものを選びましょう。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ