ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

刺身に添えられている菊の花は食べて大丈夫?食べ方は?

刺身に添えられている「菊の花」は食用なので、刺身のツマと同様に食べられます。花びらをちぎってしょうゆに入れ、刺身につけて食べるのが一般的ですが……食べずに残している方は多いのでは?

実は、菊の花はさまざまな栄養があり、食品成分表では「野菜類」に分類されています。菊の花の栄養や、刺身と一緒に食べるメリットを見てみましょう。(※1)

菊の花×刺身の食べ合わせは「貧血対策」に役立つ!

まぐろやかつおなどの刺身には、貧血対策に欠かせない「鉄」が豊富。そして、菊の花(食用菊)には鉄の吸収を促す「ビタミンC」が含まれます。刺身と菊の花を組み合わせることで鉄を効率良く摂れ、貧血対策に役立ちますよ

また、菊の花に含まれる「葉酸」、魚介類に含まれる「ビタミンB12」は赤血球の生成に関わります。どちらも貧血対策に必要な栄養素です。

貧血対策には動物性食品・植物性食品を組み合わせることがポイント。刺身×菊の花の食べ合わせなら実践しやすいですね。(※1,2)

刺身に添えられている菊の花は捨てないで!

刺身と菊の花は、どちらも貧血対策に役立つ栄養が含まれています。菊の花は残さず、刺身と一緒に食べるのがおすすめです。

菊の花の栄養について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【参考文献】
※1 八訂食品成分表2021|女子栄養大学出版部
(2024/08/13参照)
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