食用菊のおいしい食べ方を野菜ソムリエが解説

出典：snapdish.jp

食用菊とは、食用を目的として栽培された菊です。花弁が大きく厚くて香りが高く、苦味が少ないのが特徴。生食可能で、サラダや和え物などに活用できます。お浸しや甘酢漬けにする場合は酢を加えた熱湯でサッとゆでて下処理してから調理するとよいですよ。

この記事では、野菜ソムリエが食用菊の食べ方やおすすめレシピをご紹介。美しい色と香り、シャキシャキッとした食感をぜひ楽しんでみてください。

食用菊をおいしくする下処理とゆで方

花びらを摘む・がくの除き方のコツ

食用菊は、基本的には花びらだけを摘み取ってがくは使いません。がくは苦味があるので、飾りとしてそのまま刺身や焼き魚のあしらいに使ったりまるごと揚げる天ぷらにしたりする以外は、取り除きましょう。花びらを摘むときは外側から長い花びらを外し中央部分は残すとよいですよ。

おいしいゆで方

ゆでるときは、たっぷりの湯に酢（湯1Lに対して酢大さじ1杯）を加え、30秒〜1分ほどサッとゆでます。酢を加えることで色が鮮やかになり、苦味も抑えられますよ。ゆですぎは食感が損なわれるので注意してください。ゆであがったら冷水に取って色止めをし、水気をしっかり絞ります。

生で使用する場合の洗い方・使い方

まず水を張ったボウルに食用菊を浸してふり洗いします。花びらだけを使う場合はここでがくから外しましょう。生で使う場合は、キッチンペーパーで水気を拭き取って刺身に添えたり、みそ汁や吸い物に入れたり、サラダやちらし寿司などのトッピングに散らしてください。

まずはこれ！食用菊の定番の食べ方4選

1. かつおぶし香る。食用菊と小松菜のおひたし

出典：

風味抜群でやさしい味わいの食用菊のおひたしは、さまざまな料理に合います。小松菜やほうれん草などグリーンの野菜を組み合わせると彩りよく色鮮やかなおひたしに仕上がりますよ。

浸し地はかつおぶし・しょうゆ・みりん・塩を一度火にかけることで、味がまとまりやすくなります。

レシピはこちら｜E・レシピ

2. さっぱり。食用菊と長芋の酢の物

出典：oceans-nadia.com

和食の定番副菜、酢の物を食用菊で作りましょう。食用菊をゆで、砂糖・酢・塩で和えるだけでできあがり♪ 食用菊のもつ独特な甘味と苦味が、さっぱりとした甘酢によく合います。

長芋をプラスすれば、歯ごたえと彩りがアップ！短冊切りにすることで、シャキシャキとした食感をたっぷり楽しめます。長芋以外にも、かぶやえのきだけなどほかの野菜と組み合わせてもおいしいですよ。

レシピはこちら｜Nadia

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