ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

調理前に。ハヤトウリを食べるには下処理が必要!

ハヤトウリとは熱帯アメリカ原産の植物で、大正初期に鹿児島県に伝わりました。洋梨のような形をして白色種と緑色種があります。

淡白な味わいでシャキシャキと歯ごたえがよく、漬物やサラダなどさまざまな調理法で楽しめますよ。

食べるときは、下処理をしてアクを抜く必要があり、皮が薄いもの以外は皮をむいて調理します。

アク抜きの方法

方法手順
水さらす1. 縦に半分に切り、
種をスプーンや包丁で取り除く
2. 食べやすい大きさに切り
水に10分ほどさらす
塩もみ1. 薄切りにし、
塩を振って軽くもむ
2. 5~10分ほどおき、
出てきた水分をよく洗い流す
軽くゆでる1. 食べやすい大きさにカットする
2. 塩を加えた熱湯に入れ2分ほどゆでる
ハヤトウリはアク抜きをして使います。

アクが手に付くと手が荒れるおそれがあるため、手袋をしてから扱うのがおすすめですよ。若いハヤトウリや皮の薄いものは皮をむかずに食べられますが、硬い場合はむいて調理してください。

カットしてから水にさらすと適度にアクは抜けます。アクをしっかり抜きたい場合は、塩もみか軽くゆでるのがおすすめです。

塩もみするとシャキッとした食感をキープでき、軽くゆでると食感は多少やわらかくなりますが、どちらの方法も苦味が抜け食べやすくなります。

カットの仕方

薄切り

切り方用途
縦半分に切り種を取り、
さらに縦半分に切り5〜6mm幅に切る
・浅漬け
・和え物
・炒め物

細切り

切り方用途
薄切りにしたものを、
5〜6mm程度の幅に細くカットする
・きんぴら
・肉巻き

乱切り

切り方用途
縦半分に切り種を取り、
さらに縦半分に切り、回しながら斜めに切る
・スープ
・煮物
ハヤトウリは、漬物やサラダ、煮物、炒め物などさまざまな調理法で楽しめます。

浅漬けやサラダ、和え物など生のまま楽しむ場合は、薄切りがおすすめ。シャキシャキッとした歯ごたえを味わえます。

細切りにすると食べやすく、きんぴらや肉巻きに使えて便利です。乱切りは煮物やスープに使えます。トロッととろけるような口当たりでハヤトウリの持ち味を生かせますよ。

まず試したい定番の食べ方3選

1. 箸休めに。ハヤトウリの浅漬け

ハヤトウリレシピの定番レシピといえば、浅漬けです。薄くスライスしたらをしてよく揉み込みます。レモン汁と練りがらし、刻み昆布を加えて混ぜたら完成です。10分ほどおいたらすぐに食べられますよ。
※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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